VICIOUS RUMORS/「RAZORBACK KILLERS」 アルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-
「RAZORBACK KILLERS」VICIOUS RUMORSジャケ写
「RAZORBACK KILLERS」
VICIOUS RUMORS

11.3.30release

 ジェフ・ソープ率いるU.S.ピュア・メタル・バンド:VICIOUS RUMORS、約4年半ぶりのニューアルバム『RAZORBACK KILLERS』!

 スラッシュ・メタル・シーンを筆頭に80年代組の再結成が取りざたされる昨今、30年以上にわたりバンドが存続し、今年デビュー25周年を迎えるVICIOUS RUMORSが放つ10thアルバム。今回もここ数作において定番のメンバーチェンジが行われているが、いかにもな80's USメタル型シンガー:ブライアン・アレンは、本作の仕上がりに大きく貢献していることをまず記しておこう。

 ジェフ・ソープによるザクザクなギター・リフは中期以降のスラッシー路線を基本スタイルに持ちながらも、「All I Want Is You」のようなツインギターによるドラマティックなテイストや、「Pearl Of Wisdom」のようなキャッチーなメロディーの存在など、初期要素をもしっかり内包しているのがミソ。硬派なアグレッションをふんだんに振る舞いながらも良い意味でのキャッチーさを忘れないという、いわばVICIOUS RUMORSを筆頭にする80'sバンド達が作り上げてきたUSメタル・スタイルをまったく見失っていないのが嬉しい限りだ。それも、前述したシンガー:ブライアンのしっかり歌えながら強力シャウトも武器にする、ティム・リッパー・オーウェン型の実力派であることが大きいだろう。

 バンドを30年支えてきたジェフ・ソープの執念と信念が創り上げる、王道的US正統派メタルサウンド。まさしく若手USメタルが生まれた理由がここにあると思う。TRIVIUMなどが好きなファンはぜひ聴いてみてはいかがだろうか。

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