WHITESNAKE/「Forevermore」 アルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-

「Forevermore」/WHITESNAKEジャケ写
「Forevermore」
WHITESNAKE

11.3.9release

 デイヴィッド・カヴァデール率いるWHITESNAKE、全盛期のキャッチーさとブルース、ハードロックのバランスが程良い充実のニューアルバム!

 血を入れ替えまさに全盛期と変わらぬバイタリティーを持つ現在進行形のバンド:WHITESNAKE、通算11枚目のスタジオ・アルバム。デイヴィッド・カヴァデールの歌は、ベストパートナー:ダグ・アルドリッチのソングライティングにおけるポテンシャルの高さをもって、衰えるどころか更にツヤやかに映る。また、これまでのWHITESNAKEの音楽を統括しながらも、名作『白蛇の紋章〜サーペンス・アルバス(WHITESNAKE)』のキャッチーさを伴った楽曲群は、同アルバムをはじめ多くのファンを満足させる内容に仕上がった。

 十八番ブルースハードロック「Steal Your Heart Away」は70'sではなく80’sのエネルギッシュさ、タフさを持ったアッパーチューン。PVにもなっている「Love Will Set You Free」はクールなギターリフと共にフックのあるメロディーが活躍するキャッチー・チューン。そして「Is This Love」を彷彿とさせる透明感のあるギターと共にたおやかなメロディーが冴えるバラード「Easier Said Than Done」、まさにジョン・サイクス的なギターリフが冴える「Bad Boys」型チューン「Dogs In The Street」、ZEPからの影響を感じさせる圧巻の大作パワーバラード「Forevermore」と来れば、本作の充実さは容易に想像がつくだろう!

 ダグ&レブ・ビーチによる適度な重さのハードロック・ギターは、本作における好イメージを形成する上で最も大きな要素。もっと言ってしまえば、ジョン・サイクスのあの低音の効いたレスポール・サウンドをダグが確信犯的に目指したかのよう。もっとも支持率が高い“あの頃”の音に限りなく近いと個人的には思う。とは言えアコースティカルなメロディアス・ハード曲など現WHITESNAKEにしかないサウンドもあったりと、まさに今を生きるバンドであることを実証するアルバムだ。ボンゾ的なドラミングを披露するブライアン・ティッシーも重心を下げるのに貢献し、ブルース基盤ながら至ってハードロックなのもミソ。良い楽曲群を聴き終えた後の充実感とくればもう……、“さすが!”の一言に尽きる。

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