GRAVEYARD/「Hisingen Blues」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-
「Hisingen Blues」GRAVEYARDジャケ写
「Hisingen Blues」
GRAVEYARD

11.5.25release

 70'sヘヴィ・ロックを体現するGRAVEYARD、本邦デビュー作となる2ndアルバム!

 メロスピからシンフォニック・メタルは元より、NWOTHMなるムーヴメントが発生したスウェーデンからまたしても時代に逆らった古き良きサウンドを体現する本格的なバンドが登場した。2ndアルバムとなる本作『HISINGEN BLUES』で本邦デビューを果たすこのGRAVEYARDは、2006年にスウェーデン・イエテボリで誕生。2008年には地元レーベルと契約しデビュー作『GRAVEYARD』をリリースすると、アメリカでの積極的な活動も功を奏し、ROLLING STONE誌で要注目アーティストとして取り上げられるほどの注目を浴びたという。

 アナログ録音に拘ったらしく、温かみのある音と共に伝わってくるその生々しいサウンドは、まさに70年代の音楽そのもの。それも“当時の音楽を再現した”というレベルではなく、あの時代のミュージシャンが持っていた反骨精神やハングリー精神みたいなものが、しっかり音に反映されているのに驚かされる。音色によるものではなくバンドが奏でる音そのものが実にスリリングであり、個々のプレイヤーの“テクニカル”とはまた違った力量の高さが伺える。メンバー同士が膝を付き合せてこそ創造しえる音楽だ。

 昨今はデジタル処理でどうにでも誤魔化せてしまえる時代だが、本作はバンドの持つグルーヴ、音そのものが楽しめる作品だ。グルーヴィでブルージー、時にメロウなそのサウンドは、決して全てのHR/HMファンに推薦できるものではないが、第一期DEEP PURPLEやGRAND FUNK RAILROAD、はたまたサザン・ロックなど意外と幅広いファンにアピールできると思う。

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