KATANA/「一刀両断〜Heads Will Roll」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-
「一刀両断〜Heads Will Roll」KATANAジャケ写真
「Heads Will Roll」
KATANA

11.5.25release

 NWOTHMとメロディック・メタルのキャッチーさを上手く融合したスウェーデン産、KATANAのデビューアルバム!!

 今月復活アルバムをリリースしたTOKYO BLADEもそうだが、“サムライ”や“刀”がなんだか熱い(!?)メタルシーンから、またしても“2度見”してしまいそうなバンドが登場。その名もKATANAは、スウェーデンのイエテボリで2006年に結成された女性ベーシストを含む5人組。KING DIAMONDのギタリストでおなじみアンディ・ラ・ロックのプロデュースのもと本作でデビューを飾る。

 サウンドの部類的はENFORCERWHITE WIZZARDを筆頭にかなりの勢いで盛り上がりをみせているNWOTHM。音が整頓されたいわゆるモダンメタルではなく、荒々しさをそのままに初期IRON MAIDEN的なエネルギーとドラマティック展開を聴かせるのはKANATAもしかり。ただ、彼らの場合は現代メロディック・メタルのエッセンスも垣間見れて面白い。特にメロディーは非常にキャッチーであり、サビのクワイアなどは本人達も明かすとおりACCEPTなどジャーマン・メタルの影響もみられ、そのメロディーの質と疾走感からは初期HELLOWEENの香りをも覗かせる。「Livin' Without Fear」、「Blade Of Katana」の高揚感のあるサビがまさにソレだ。

 NWOBHMのホコリっぽい感触に程よい湿り気を与えたような楽曲群は、例えばCRIMSON GLORYFIFTH ANGELなどの90年代初期のUS産メタルや、QUEENSRYCHEっぽさも時折感じさせるKATANA。いかに時代懐古するかを競っている…かどうか分からないが、NWOTHMの中では違ったカラーを持っているのは確か。日本盤ボーナストラックながらピアノによる叙情バラード「WHEN YOU'RE GONE」なんかを聴けば、なおさらだ。前述の2曲など、バンドのアンセムソングを作れるメロディーセンスはあるし、またこれだけ“トウキョー”の歌詞を連発してくれる愛すべきバンドなので、どうか埋もれずにがんばって欲しい!

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