SHADOWMAN/「Watching Over You」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-

「Watching Over You」SHADOWMANジャケ写
「Watching Over You」
SHADOWMAN

11.5.25release

 英国産メロディアス・ハード・バンド:SHADOWMAN、3年ぶりのニューアルバム!!

 FMのスティーヴ・オーヴァーランド(Vo)、HEARTLANDのスティーヴ・モリス(Gt)、THUNDERのハリー・ジェイムズ(Dr)、クリス・チャイルズ(Ba)による、ブリティッシュ・メロディアス・ハードロック・バンド:SHADOWMANの新作。英国ハードロック界中堅のある意味“スーパー”なメンツだけに、当初はプロジェクトと思われたが本作で4枚目のスタジオアルバムとなる。

 スティーヴ・オーヴァーランドの哀愁ハスキーヴォイスにより、ブリティッシュな湿りをを演出する作風、および玄人ならではの品質保証のついた楽曲は本作でも健在。そこにアレンジのアプローチ面の多様化、そしてポジティブなメロディーを導入しより幅広い楽曲が楽しめるのが本作の特徴だろう。
 フュージョン的なアプローチもありつつメロディー展開がユニークな「Across The Universe」、アップテンポでポジティブなメロが続くと思いきやサビに仕掛けのある「Renegades」、涙腺が緩むイントロや長めに挿入された泣きのギターソロが印象的なミッドバラード「Cry」、プログレハード的なヒネリのあるイントロが印象的な「Watching Over You」、ドラマティックな展開も魅力的で甘酸っぱいメロディーが胸を締め付ける「Suzanne」、独特の浮遊感が心地よい「Heaven Waits」、ハードなギターリフがGOTTHARD的ながら強烈な哀愁を放つ「Justify」。

 まったりと聴かせる楽曲群ながら、どの曲にも凝ったアレンジで聴きごたえをもたらす本作。メロディアス・ハードならではの良質なメロディーと、メンバー各人の職人技が施された音楽の面白さを楽しめるという、予想を良い意味で裏切る力作だと思う。SHADOWMANが“バンド”であることを実証した作品だ。

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