OZ/「BURNING LEATHER」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-

「BURNING LEATHER」OZジャケ写
「BURNING LEATHER」
OZ

11.11.16release

 “北欧の英雄”と称される伝説的ヘヴィ・メタル・バンド:OZ、奇跡の復活アルバム!

 1977年にフィンランドで誕生し、’82年に1st『Heavy Metal Heroes』をリリース。国内で話題になると、翌年リリースした2nd『Fire In The Brain』では国内のみならずアメリカや日本でも好評価を獲得。よりメタルシーンが盛んなスウェーデンに活動拠点を移すと、当時のスカンジナビア・メタル・バンドを代表する存在になったというOZ。1991年発表の5th『Roll The Dice』を最後に解散したが、昨年2010年には再結成を発表。オリジナル・メンバー3人を中心に制作されたのがこのニューアルバム『Burning Leather」だ。

 本作は5曲の新曲と過去曲のリレコーディングによって構成されており、後者のなかにはSTORMWARRIORがカバーした「Turn The Cross Upside Down」も収録している。ちなみにこのOZはヨーロッパのメタルマニアでは伝説的なバンドとして語り継がれているというが、本作を聴けば納得するはず。JUDAS PRIESTや後期N.W.O.B.H.M.的でもあるエネルギッシュで熱いメタルを基盤にしつつ、メロディーにはいわゆる“北欧メタル”的な憂いを時折感じさせるのが特徴だ。

 元ENTOMBEDでTHE HELLACOPTERSのニッケ・アンダーソンをプロデューサーに迎えているせいもあるのか、非常にラフなサウンドプロダクションは良くも悪くも彼らが活躍していた時代を蘇らせるが、楽曲のクオリティーはかなり安定しているのも特筆するべきだろう。“マニアックなメタルバンドがまた復活したか…”なんて思うのも仕方ないと思うが、PVも制作されている新曲「Dominator」を筆頭に結構エキサイトしながら聴ける。アメリカ意識したかのような例えばTREATみたいなハードロックチューンがあるのも面白いし、一見散漫な印象を受けるがしっかり纏まりがあるのは前述のプロダクションのお陰かもしれない。音質を気にせず過去の名盤を掘り起こして聴けるリスナーは楽しめると思う。PRIMAL FEARやSINNERなんかが好きな方もぜひ!

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