YES/「IN THE PRESENT - LIVE FROM LYON」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-
「IN THE PRESENT - LIVE FROM LYON」YESジャケ写
「IN THE PRESENT - LIVE FROM LYON」
YES

11.11.23release

 プログレッシブ・ロック最高峰:YES、ベノワ・デイヴィッドを迎えた新体制による2枚組ライブアルバム!

 ニューシンガーにベノワ・デイヴィッドを、キーボーディストにジェフ・ダウンズを迎えたラインナップで制作された新作『FLY FROM HERE』が素晴らしい仕上がりだったYESの最新ライブアルバム。2009〜2010年にかけて行われたワールド・ツアーからフランス・リヨン公演の模様を収録しているとのこと。ちなみにキーボーディストはジェフではなく、リック・ウェイクマの息子、オリヴァー・ウェイクマンが参加している。

 新作リリース前とあり、収録曲は往年の名曲を中心とするもの。そんななか注目は、やはりベノワ・デイヴィッドによる歌だが、声色はさすがクリス・スクワイアが発掘したとありジョン・アンダーソンそっくり。新曲を歌うのと違い、おそらく意図的に似せているのだろうが、ほぼ違和感がない。そして、やはり若くつややかで、当時の音源に近い。ハスキーさを増した昨今のジョン・アンダーソンのソレがまた味で好むファンには物足りないかもしれないが、ベノワの声のお陰でバンド全体もなんだか若返った印象を受けるため違うものとして楽しむのもよいだろう。繊細な歌だけに若干、不安定な部分もあるが、スティーヴ・ハウのプログレッシブなタイム感に比べればそうそう気にするほどでもないだろう(笑)

 クリス・スクワイアのベースもさすがにエネルギッシュさはなく落ち着いたプレイを聞かせるが、選曲がそうさせている感もあるのか。スティーヴ・ハウの感性に任せたプレイが唯一、黄金期の名残があり、これがまたYESの魅力でもある。アコースティック・ギターを持ったときの魅力も健在だ。CMでもお馴染み「Heart Of The Sunrise」を筆頭に、大作&名曲続きのDISC2は聴き所…だが、ちょっとキレに欠けるか。

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