AMORAL/「Beneath」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-
「Beneath」AMORALジャケ写
「Beneath」
AMORAL

11.10.19release

 フィンランド産モダン・メタラー:AMORAL、アリ・コイヴネンをフィーチャーした第二弾ニューアルバム!

 デスラッシュ・メタルバンドであったAMORALに、フィンランドのアイドル発掘番組グランプリ受賞者:アリ・コイヴネンが加入したという情報は賛否両論を呼び、前作『SHOW YOUR COLORS』の日本盤における“アリ・コイヴネンwithアモラル”という名義も同様であった。それから2年半、アリについてはソロ・アルバムのリリースはなく、このAMORALの活動に専念しているとのこと。本作は、そんな彼の“本気”具合とバンドの更に前に進もうとする意欲がわかる作品に仕上がった。

 大枠での路線は前作でみせたメロディック・メタルであるものの、メロディーの充実度、そしてグロウルにも挑戦するアリの成長に準じた楽曲スタイルの幅が本作の肝だ。特にメロディーの質は格段とスケールアップしており、アリのソロ2作で見られたようなフックのあるメロディーが時折飛び出す点は評価したい。またその反面、アリ加入以前のデス・メタル・スタイルのアグレイッシヴな要素も取り返しており、それらが良いバランスで共存する「Beneath」,「Wrapped In Barbewire」,「Silhouette」「Staying Human」や、よりトラディショナルなスタイルのメタルを聴かせる「Same Diference」,「This Ever Ending Game」なんかも好感が持てる。

 グロウルの迫力のなさはさすがに否めないし、ヴォーカルメロディーの後乗せによる煮え切らなさも非常に惜しいが、着実に前進しようとするバンドの姿勢は買いたい。前作よりも良い作品であることは確実だが、更なるケミストリーの発生に期待したい。

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