SHO(小野正利)/「The Voice -Stand Proud!-」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-

「The Voice -Stand Proud!-」SHO(小野正利)ジャケ写
「The Voice -Stand Proud!-」
SHO(小野正利)

11.10.5release

 GALNERYUSのシンガー:小野正利、自身のルーツとなったHM/HRの名曲をカバーしたソロアルバム!

 「You're the Only…」で日本レコード大賞新人賞を受賞したことでも知られ、現在は日本のメタルシーンをリードするGALNERYUSで活躍する小野正利。そのガルネリでは彼の“声”が新たなバンドの武器となり、新旧ファンを開拓するのに成功しているが、本作は自身のルーツとなったHM/HRの名曲12曲をカバーしたソロアルバムだ。エリック・マーティンにはじまり坂本冬美、徳永英明…と、“カバーアルバム・ビジネス”がブームとなるなか、オープニングはCRIMSON GLORY「Lady Of Winter」というある意味ビジネス度外視のマニアックすぎる選曲にまずは拍手。

 RAINBOW、TNT、DIO、CHEAP TRICK、TOTO、AIRPLAY、WHITESNAKE、HELLOWEEN、SCORPIONS、JOURNEYから、前述のCRIMSON GLORY、LIONまでと、その幅広い楽曲を時に“モノマネ”的な歌手をも織り交ぜ披露する技術力にまず目を見張る。さらにバックのプレイを担うメンツがこれまた凄く、GALNERYUSのメンバーをはじめ、小林信一(Gt : 地獄カルテット)、KATSUJI (Dr : Gargoyle, ザ・クロマニヨンズ) 、ルーク篁(Gt)、雷電湯澤(Dr)…etcという布陣。バック・ミュージシャン達も楽しんでプレイしているのがわかる独自の解釈も聴き所で、ガルネリのメンバーが参加した曲では自身のオリジナル曲のメロディーを挿入したりと好き放題のアレンジに想わずニヤけてしまうこと必至だろう。

 完全趣味的なサウンドメイキングであり、選曲でありながら、しっかりツボを抑えているし、ヘヴィメタル・ファンであれば手放しで楽しめる本作。好きなアーティストのルーツを自主的に情報収集するのが苦手な若いファンには特にもってこいの作品だろう。これを機に、気に入った曲のオリジナルに接してみては!

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