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「Road Salt Two」
PAIN OF SALVATION
11.10.19release
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奇才:ダニエル・ギルデンロウ率いるプログレッシブ・メタラー:PAIN OF SALVATION、70'sロックサウンドに傾倒した“Road
Salt”第二段!
作品毎に異なる質感を持ちながら、どれもが高い次元での音楽を形成するPAIN
OF SALVATION。余計な装飾やエフェクトを削ぎ、ハーモニー(和音)の美しさや響き、そしてメンバー間の呼吸によって音楽を生んできた70年代を強く意識した、“ROAD
SALT”シリーズ第二弾の本作は、前作『〜ONE』と同時期に制作されたとあり同路線の作品に仕上がっている。昨今、飛ぶ鳥を落とす勢いのOPETHが同じく“70'sロック”を意図した新作を発表し大きな話題となったが、皮肉にもこのPAIN
OF SALVATIONは同じプログレッシヴ・メタルに分類されるバンドであり、彼らよりも知名度は低いながら“先に”この方向での作品を創っていることをまずは記しておこう。
その突然変異に驚いたのも確かだが、正直言って受け入れきれなかった前作と違い、本作『ROAD
SALT TWO』はすんなりと楽曲の良さが入ってくる。誤解を招くかもしれないが、とにかく聴き易く、その主な原因はメロディーの良さ、楽曲の良さが引き立っていることにある。当然、PAIN
OF SALVATIONらしい常人には生み出し難いプログレッシブな音楽ではあるが、ダニエルのエモーショナルな歌がいつも以上に伝わってくる。「Softly
She Cries」におけるメロディーのフックや、モダンなロック・バンドとしてチャートインしそうな「Conditioned」、メランコリックな「Healing
Now」、良質なロックバラード「1979」など、一聴して耳を引く楽曲が多いのが最大のポイントだろう。
チャラけた歌詞ながら良質なメロディーと奇抜な展開がシュールさを醸し出す「Break
Darling Break」は、『BE』や『SCARSICK』を順当に辿ってきたファンであれば納得だが、フレンチポップの要素を取り入れた「The
Physics Of Gridlock」や、男の哀愁を漂わせるウェスタン風の「To The Shoreline」などの新たなアイデアも流石。それにしても“奇才”とは良く言ったもので、こうも多彩なアイデアを組み込みつつ、まったく無理した感がない。激情的ながらいたってクールな音楽だ。いつもながらダニエルの中に響く音を限りなく理想の形で再現するメンバーの能力も素晴らしく、音を自在に操る数少ないアーティストの一つであることを再認識させられる。例えばKORNなんかもこういった事をやりたいのかもしれない。 |
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