RIOT/「Immortal Soul」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-

「Immortal Soul」RIOTジャケ写
「Immortal Soul」
RIOT

11.10.19release

 トニー・ムーアを迎え入れたRIOT、期待通りのあのサウンドを蘇らせた会心のニューアルバム!

 マーク・リアリ(Gt)、トニー・ムーア(Vo)、ボビー・ジャーゾンベク(Dr)、マイク・フリンツ(Gt)、ドン・ヴァン・スタヴァン(Ba)という名作『THUNDERSTEEL』の布陣による、RIOTのニューアルバム。“8808 THE THUNDERSTEEL REUNION”ツアーでの来日公演で得られた興奮をそのままに、メンバー同士の化学反応が期待どおりに現れた仕上がりとなった。

 ドラマティックなイントロにメタルファンならば高揚しないわけがない、その名も「Riot」と名づけられたスピード・チューンは「Thundersteel」を意識したリフに思わずニンマリもの。焼き直しではなく、現代に相応しいアグレッションを持っているのも見事だ。そして、東日本大震災チャリティ・コンピ『ONE FOR ALL, ALL FOR ONE』に提供した、超絶テクニック結集の同じくスピードチューン「Wings Are For Angels」。この2曲で、本作に期待をよせたファンの大半を満足させるであろう。『THE PRIVILEGE OF POWER』で見られたバンドアンサンブルもしっかり導入している点も嬉しい。
 そしてモダンなヘヴィネスをもちながら叙情的なメロが冴える「Fall Before Me」、初期ファンをも満足させるUS型メタルチューン「Immortal Soul」,「Whiskey Man」、ポジティブな旋律がこれまた“あの時代”のRIOTを再現する「Insanity」「Echoes」など、これまでのRIOTを総括した楽しみ方が出来るのも特筆点だ、

 例えば「Bloodstreets」や「Maryanne」のような曲も欲しかった…というファンならではの欲求もあるが、それに媚びず過去の“再現”ではなく、今のRIOTの音としての仕上がりを喜ぶべきだろう。もちろん捨て曲、というか計算し尽くされた現代のメタルと違い、聞き込んで良さがわかる(というか愛着がわく?)作風もRIOTらしいかも。少なくとも“リユニオン”ものとしては期待を上まわる作品だ!

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