SKULL FIST/「HEAD OF THE PACK」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-

「HEAD OF THE PACK」SKULL FISTジャケ写
「HEAD OF THE PACK」
SKULL FIST

11.10.19release

 カナダ産トラディショナル・ヘヴィ・メタラー、SKULL FISTの1stフルアルバム!!

 ENFORCERのオロフ・ヴィクストランドに「彼らの音楽が大好きだ。本当に凄くいい!」と言わしめたカナダの4人組、SKULL FISTの1stフル。2010年にリリースしたEP『Heavier Than Metal』で話題を呼び、NWOTHMを担うバンドとして注目されたという。

 本作のサウンドは、盛り上がりをみせるNWOTHMに大枠で分類されるものながら、例えばENFORCERやWHITE WIZZARD、STEELWINGなどの先人たちに比べ、よりトラディショナルで幅広いスタイルであることが最大の特徴だ。いわゆるNWOBHM後期からその後の初期HELLOWEENなどのドイツ勢、もしくはもっと後の欧米でのHR/HMムーヴメントからの影響をも感じさせる楽曲群は、エネルギッシュであると共に非常にメロディアスだ。
 それともう一つ大きなポイントとしては、ギタリスト2人(一人はヴォーカルと兼任)のテクニカルなプレイにある。“ネオ・クラシカル”までいかないものの、随所に速弾きを導入して楽曲を盛り立てており、他のNWOTHMにはない聞かせどころを持っているのも注目点だろう。

 「Commit To Rock」ではカナディアン・メタルらしいメロディアスさをも楽しめ、ドラマティックなイントロを持つ「Ride On」でのコーラスラインは、L.A.メタルっぽい雰囲気も感じさせる。これまで出てきたNWOTHMに馴染めないリスナーにもアピールし得る魅力を持っているのは間違いない。ムーヴメントがイイ感じで広がりを見せてきた証し。注目のバンドだ。

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