ABSYNTH AURA/「UNBREAKABLE」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-

「UNBREAKABLE」ABSYNTH AURAジャケ写
「UNBREAKABLE」
ABSYNTH AURA

11.9.21release

 フィメールシンガーを擁するイタリア産モダン・ゴシック・メタラー:ABSYNTH AURAのデビューアルバム!

 女性シンガー、クロドを擁する4人組、ABSYNTH AURAのデビュー作。サウンドはヘヴィ・ロック的なモダンさも併せ持つゴシック・メタルで、シンフォニックな味付けは最小限にとどめ、キャッチーかつコンパクトな楽曲で聴かせるタイプ。いわゆるシンフォニック・メタルとは一線を画し、個々の曲を引き立てるつくり方(=バラエティーに富んだソングライティング)は、どれも非常にハイ・クオリティーだ。中でもアコースティカルなバラード「Smile」なんかは、普通にヒットチャートに送り込めそうな楽曲で、この辺りの洗練され具合も魅力的。

 そして、看板シンガー:クロドは、元VISION DIVINE〜KILLING TOUCHの超絶シンガー:ミケーレ・ルッピに師事したという実力派。ハスキー・ヴォイスが魅力ながら、師匠譲りのどこまでも伸びるハイトーンや、もちろん音程の安定感もバッチリ。そこに前述のような優秀な楽曲を容易く歌い上げると共に、グルーヴィーな楽曲ではダーティかつソウルフルにも歌えるという表現力も備え、ここ最近で出現したメタルシーンのフィメール・シンガーの中では群を抜く実力がある。エキゾティックな楽曲も見事に歌いこなしたかと思えば、クリスティーナ・アギレラのようなR&B系ピアノバラード「Lookiing For The One」なんかでも堂々たる歌いっぷりを披露していて、これがまた素晴らしい。

 KILLING TOUCHの現メンバーであるギター&ベースの超テクニカル・プレイもフックになっていて◎。なんとなく散漫感があるアルバム構成はプロジェクト的な色合いを隠せないが、しっかりと“バンド”として動いたときには凄まじい作品を作ってきてくれそう。こんな逸材は見逃してはいけない。。次回作に期待!

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