LOUDNESS/「Eve to Dawn」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-

「Eve to Dawn」LOUDNESSジャケ写
「Eve to Dawn」
旭日昇天
LOUDNESS

11.9.14release



Eve to Dawn 旭日昇天 - Loudness
 日本が世界に誇るヘヴィ・メタル・バンド:LOUDNESS、30周年記念アルバムとなる1年4ヶ月ぶりの新作『EVE TO DAWN』!

 30年という歴史を持ちながらも、米クラブサーキットを敢行したり、安定したタームで新作をリリースするなど、留まることを知らないLOUDNESSの新作。本作もその全米を回りながら仕上げたというのだから、その創作意欲とまったく失われない音楽への情熱には頭が下がる。

 ここ数年、“原点回帰”を謳う(というか周囲が口にしているだけ?)作品を創り、前作『KING OF PAIN 因果応報』もそうだったが、ノーマルチューニングを主に制作された本作『EVE TO DAWN』もなおいっそうソレが顕著。どの曲にもメロディアスなサビが存在し、むしろ世界進出したあの時代の音とエネルギーそのものと言ってもよい仕上がりだ。ギターリフもしかり、ギターソロも非常にテクニカルかつ構築されたフレーズであるのも点も◎。

 一緒に口ずさみたくなるキャッチーなメロディーが印象的な「The power of truth」、フックのあるサビに高揚せざるを得ない名曲「Survivor」、過去の名曲を彷彿させる存在感を放つドラマティックな「Keep you burning」、L.A.メタル的ルーズさが魅力の「Gonna do it my way」およびそれにファンクが加わった「Crazy! Crazy! Crazy!」、ブルータルなリフから一点、疾走を始めるアグレッシブ・チューン「Hang tough」。文字通り30年を総括したような内容であり、むしろ原点回帰を“意識”したわけではなく自然と成るべきして成ったかのようだ。

 そんな中でアルバムオープニングのインスト「A light in the dark」にタッカンらしさを導入する校正も見事。それも踏まえ、お互い全てを知り尽くしたメンバーたちが今の音楽を心から楽しんでいるのが手を取るようにわかる伸び伸びとしたプレイも聴きどころだ。30周年を飾るに相応しい快作に仕上がった。

home album review interview alive&kickin' release info catch the move A to Z links contact