KISSIN' DYNAMITE/「Money, Sex & Power」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2012-
「Money, Sex & Power」KISSIN' DYNAMITEジャケット画像
「Money, Sex & Power」
KISSIN' DYNAMITE

12.3.21release

 ドイツ産バッドボーイズ・ハード・ロッカー:KISSIN' DYNAMITE、待望の3rdアルバム『Money, Sex & Power』!


 日本デビュー作となった前作『ADDICTED TO METAL』が10代のメンバーらしいエネルギーに満ちた作品で好評価を得たKISSIN' DYNAMITEの3rdアルバム。やっとのこと20代になったというメンバーの若きエネルギーは元より、MOTLEY CRUEをはじめとする80's L.A.メタル/ヘアメタル直系のバッドボーイズ・ハードロック・サウンドは本作でも健在だ。

 前作ではウド・ダークシュナイダーのゲスト参加もあったが、本作は特別な花道は用意されておらず、言ってみればバンド等身大の実力を持って創り上げた作品。レーベルの社長によるソングライティング面でのバックアップが本作でもあるかどうか分からないが、安定した楽曲のクオリティーも相変わらずで、情緒漂うメロが印象的なアコースティカル・チューン「Six Feet Under」のような変化球も好印象だ。
 前作にくらべて叙情的なメロディーが若干後退し、モダンなヘヴィネスが適度に効いたキャッチーチューン「Money, Sex & Power」や、ダーティ&バッドボーイズ・ロックンロールの「I Will Be King」のPVが作成されたオープニング2曲に代表されるようにノリ良くキャッチーな曲が目立つ。同郷のPINK CREAM 69などの叙情メタル的な要素が減ったのは個人的には残念だが、それでもこの手の音楽に欠かせない分かり易い楽曲づくりにはやはり光るセンスを発揮する。

 トータル的にみた楽曲のレベルはアップしているし、中盤には「Club 27」,「Dinosaurs Are Still Alive」,「She's A Killer」のようなフックを擁する強力チューン3連発もあるなど成長の跡が見てとれる作品。印象的にはDYNAZTYを聴いた後に本作を聴いてしまったので、ちょっと印象が薄れてしまった…が決して悪い作品ではないと思う。

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