PYTHIA/「The Serpent's Curse」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2012-
「The Serpent's Curse」PYTHIAジャケット画像
「The Serpent's Curse」
PYTHIA

12.2.22release

 フィメールシンガー:エミリー・アリス率いる英国産メロディック・パワー・メタラー、PYTHIAの2ndアルバム!

 イギリスの中世音楽の女性コーラスグループ:MEDIAEVAL BAEBESのメンバー、エミリー・アリス率いるメロディック・パワー・メタラー:PYTHIA。昨年2月に『Beneath The Veiled Embrace』で本邦デビューを飾っっており、その時点で既に制作に入っていたという2ndアルバム。シンガーのエミリーはMETALHAMMER誌のカレンダーに選出されるほど人気があるとかで、日本盤はそんな彼女をフィーチャーした独自のアートワークを採用している。

 サウンドはエミルーの透き通るようなソプラノ・ヴォイスが、シンフォニックなメタルをバックに歌い上げるというもの。基本的には前作と変わらない音楽性ながら、バックのプレイに整合感が増すなどの成長をみせる。TURISASを彷彿とさせるメンバー衣装も相まり、エピカルな要素もみられるが、煌びやかなキーボード・サウンドによる透明感のある疾走チューンはSONATA ARCTICAを髣髴とさせる場面も多く、またBLIND GURDIAN的なツインギターのアレンジや、ミドルチューンにおけるケルト風味も印象的だ。

 透明度の高いサビが個性的な「Kissing The Knife」や、LEAVE'S EYESのようなゴシック系の「Dark Star」、シアトリカルなメロ・曲構成が歌詞の世界観へと誘う「My Perfect Enemy」ような、いわゆる変化球的な楽曲にはアレンジ面、メロディー/世界観作りに非凡な才能を感じさせる。が、肝心のスピードチューンにメロディーのフックが足りない点や、少々強引な展開などの蒼さを残すのは前作と変わらずで少々残念。。ポテンシャルはあるバンドだと思うので、次作こそはじっくりと楽曲を練り上げて更なる成長を見せて欲しい。

home album review interview alive&kickin' release info catch the move A to Z links contact