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「One For Sorrow」
INSOMNIUM
12.1.25release
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フィンランド産メランコリック・デス・メタラー:INSOMNIUMの5thアルバムは、Opethに叙情性を取り込んだかのサウンド!
2002年に『IN THE HALLS OF AWAITING』でデビュー、2009年リリースの前作『ACROSS
THE DARK』ではフィンランドチャートにおいて最高5位を記録したというINSOMNIUMの新作。本国では既に昨年10月にリリースされており、BjorkやEVANESCENCEを抑えて6位にチャートインするほどの人気を博している。
本作リリース前には、オリジナル・メンバーだったギタリストが“外科医の仕事に専念”するため脱退(他のメンバーも哲学の博士号を持っていたりや科学技師でもあるという)。後任には同郷・同業のメロデス・バンド:OMNIUM
GATHERUMのメンバーが迎えられている。
サウンドは、欧州特有の透明感とメランコリックなメロディーが全編を支配するメロディック・デス・メタル。メランコリックとはいえど基盤はドラマティックなメロデスであり、終始一定のアグレッションとドラマティックさを保持するその様は、Opethをフューチャー・メタル的にし、初期AMORPHISの叙情性を大々的にフィーチャーした感じだ。PVも制作されているリードトラック「Through
The Shadows」や「Regain The Fire」では叙情的なサビをクリーン・ヴォーカルが務めるなど、それこそ“メランコリック・メタル”的であるが、アルバムを聴き進めると、同曲のカラー一辺倒ではなくソングライティングやアレンジの手法に引き出しの多さが確認できる。7分半の大作「Song
Of The Blackest Bird」などでを筆頭に、前述のOpeth的なフィーリングを味わえる場面も少なくない。
Devin Townsendサウンドのようにシンセで外壁を覆うなか、キャッチーなメロデス・ギターリフによる明瞭な疾走感あり、はたまた叙情的なアコースティックギターのインストがあったりと、インテリならではの(?)丁寧かつ賢明な楽曲づくり、アレンジの細やかさが味わえる本作。叙情的なデスメタルを好む方や、デスメタルを好まずともOpethは好き、といった方にもオススメできるアルバムだと思う。本国での人気も納得だ。 |
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