KLINGENBERG SYNDROME/「...And The Weird Turned Pro」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2012-
「...And The Weird Turned Pro」KLINGENBERG SYNDROMEジャケ写
「...And The Weird Turned Pro」
KLINGENBERG SYNDROME

12.1.25release

 SONATA ARCTICAのキーボーディスト、ヘンリク・クリンゲンベリによるソロプロジェクト:KLINGENBERG SYNDROMEのデビュー作!

 “ヘンカ”こと、SONATA ARCTICAのキーボード・プレイヤー:ヘンリク・クリンゲンベリによるインストゥルメンタル・プロジェクトの1st。SONATAにオルガンサウンドを持ち込んだ当人だけにアルバムのオープニングはジョン・ロードばりの渋いオルガンで幕を開ける本作。ただ、これに限らずSONATAとは違う音楽的趣向を披露する作品となっている。

 参加メンバーはSONATAのギタリスト、エリアス・ヴィルヤネンおよび、パシ・カウッピネン(Ba)、ヤリ・ハッツネン(Ds)の古巣:REQUIEMで活動を共にした面々が全てを担っている。先も述べたオルガンを所々にポイントで使用しながらも、北欧特集の透明感を演出している点は予想通りと言えばそうだが、楽曲の方がこれがまた少々意外。クラシカルだったりSONATA的な要素はほぼなく(確信犯的にイタズラ程度にある/笑)、“フュージョン”な楽曲群はヘヴィ・メタリックなギターとのコンビネーションも相まりデレク・シェリニアンのソロに近い。また、テクニックをひけらかすことも一切なく、いたって楽曲/メロディー至上主義な点は好印象だ。

 曲によっては打ち込み(?)かと思わせるペラペラなドラム・サウンドが気になるし、サウンドに拘るインスト好きなリスナーにアピールし得るものではないかもしれないが、ドラマティックな10分半越えの大作「Toys & Guns」などでは、次々に繰り出される多彩なアイデアが楽しめる。ファン向けのアイテムながら、クオリティーはそうそう低くはない。

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