Lamb Of God/「Resolution」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2012-

「Resolution」Lamb Of Godジャケ写
「Resolution」
Lamb Of God

12.1.18release

 米産カリスマ・エクストリーム・メタラー:Lamb Of God、3年ぶりのニューアルバム!

 前作『WRATH』が本国ビルボード・チャート2位を獲得したLAMB OF GODの7thアルバム。素晴らしい仕上がりだったその前作はモダンエクストリーム・メタルでありながらも、丁寧に組み上げられたギターリフ/楽曲からはSLAYERなどのオールドスクールや、METALLICA、PANTERAなどの構築美を引き継ぐ力作であった。そして本作もその指向は貫かれながらも、若干異なる作風に仕上がっている。

 “貫かれている”と言えども、「俺達がやりたい音楽を、やりたい時に、やりたいように進めていく、それがこのLAMB OF GODの本質であり、重要なポイントだ。“メタルのアルバムにしようぜ”なんて思ったことは一度もない。ただやりたい事をやるだけさ」とはシンガー: ランディ・ブライズの言葉。「だからこそ、作品それぞれがその“瞬間”を捕えたものになっている」とも語るように、各曲は相変わらず緻密に組み上げられながら、前作よりもストレートなグルーヴ感と、多彩なソングライティングによるバラエティ感が本作のポイントだろう。

 ドゥーミーな要素に一瞬驚かされるオープニングチューン「Straight For The Sun」のサプライズ演出(!?)は今回も健在。サビに配したモダンなメロディーをはじめランディの表現者としての幅広さを感じさせる「The Number Six」「Insurrection」、プログレッシブな感性を導入した「Terminally Unique」「King Me」、リフやヴォーカル・ラインを踏まえキャッチーな印象の「To The End」などの新鮮な楽曲も光る。
 「Invictus」でのヘヴィ・グルーヴや「Cheated」なんかでは、ブレイク後のPANTERAに近いようにも感じる。が、やはり非常にバラエティに富んだ楽曲群が本作の魅力だろう。いずれにせよ、カリスマに相応しいダイナミック感や説得力はどんなスタイルでも1ミリたりとも欠いてないのはさすがだ。

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