BURNING POINT/「THE IGNITOR」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2012-
「THE IGNITOR」BURNING POINTジャケット画像
「THE IGNITOR」
BURNING POINT

12.6.13release

 フィンランド産、正統派パワー・メタラー:BURNING POINTの5thニューアルバム!


 2001年に『Salvation Of Fire』でデビュー、2003年発表の2nd『Feeding the Flames』はサウンドホリックから日本盤もリリースされ注目を集めたBURNING POINTの5thアルバム。今となってはHIBRIAなどブラジル勢を中心とした骨太な正統的パワー・メタラーが増えているが、このBURNING POINTは当時としては珍しく、キーボード/シンセに頼らずアグレッシブなギターで楽曲を構築したメロパワをやっていた。

 筆者的には久しぶりに新作を聴いたが、しゃがれ声のシンガーが中音域でしっかりと歌い上げるサウンドは、やはり硬派系メロパワだ。ただ、当時より若干ソフトな曲が増え、メロウさを強調するような楽曲やアレンジだったり、北欧メタルらしい叙情さも備えることから好印象を持った。例えば、「The Ignitor」ではイングヴェイ・マルムスティーン的なタメを効かせた速弾きギターソロが聴けたり、「In The Night」「Silent Scream」「Lost Tribe」なんかのミドルテンポチューンでは北欧HM/HR的。ソングライティング面で幅が広がったのは確かだ。

 「Eternal Flame (Salvation By Fire Part II)」「Heaven Is Hell」などのスピードチューンは相変わらず骨太系で、これが北欧クサさを打ち消している。むしろRIOTなどのUSメタル的であり、そう考えると上述のミドルテンポチューンもFIFTH ANGELやATLANTIS RISINIGにも思えてきたりと…。成長がみられる反面、中途半端な印象もあるのも正直なところだ。垢抜けなさは相変わらずだが、古き良きUS産B級メタル勢が好きなファンはもしかするとかなり楽しめてしまうのかもしれない。

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