DYNAZTY/「Sultans Of Sin」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2012-

「Sultans Of Sin」DYNAZTY
「Sultans Of Sin」
DYNAZTY

12.3.21release

 スウェーデン産バッド・ボーイズ・メロディアス・ハードロッカー:DYNAZTY、全てがスケールアップした3rdアルバム『Sultans Of Sin』!


 昨年、2ndアルバム『KNOCK YOU DOWN』で本邦デビューを果たしたスウェーデン産メロディアス・ハードロッカー:DYNAZTYの3rdアルバム。基本路線は前作同様にSKID ROWあたりのアグレッションを伴った80'sメロディアス・ハードロックだが、メタリック感を増しつつ、更に楽曲/メロディーのクオリティーが格段にアップした文字通りの快作に仕上がった。

 ロニー・ジェイムス・ディオ的な歌い回しが新鮮なメタリック疾走チューン「Come Alive」で期待感を煽り、バッドボーイズロックの王道「Raise Your Hands」で少しヒートダウンさせるかと思いきや、代表曲として今後もプレイし続けるであろう名曲「Land Of Broken Dreams」で、一気にリスナーの心を鷲掴みにするオープニング3曲の完璧な演出には感服だ。ちなみにこの「Land Of〜」だが、分かり易く言えばWIG WAMの「In My Dreams」級のフックを擁するもので、前作でのレビューに記した“これ一発がない”という弱点を見事に解消してくれている。
 他にも、北欧特有の哀愁が堪らないメロハーの「Falling」、スケール感のあるロックチューン「More Than A Man」、ブルージーなグルーブとフックに富んだサビが魅力の「The One To Blame」、透明感のある前半から盛り上がりをみせる後半へのアレンジも見事なバラード「Back Again」、Van Halenの「Hot For Teacher」を彷彿させ、ボーナストラックながらなかなかの佳曲「Madness」など、バラエティーに富みつつも捨て曲がない充実した楽曲群となっている。

 シンガー:ニルス・モーリンのセバスチャン・バック的なパッションは間違いなくDYNAZTYの武器であるが、そこへギタリストの増員も功を奏したメタリックなエッジの増強、および聴き所の一つとなるテクニカルなギターソロ、そして何よりも楽曲の魅力が前作と比べ物にならないほど増している点が最大のトピックだろう。これを聴いて熱くならなかったらハードロック魂が消えつつある証拠…と言っても過言ではないと思う。

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