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1.All I Want 2.Paint The Devil On The Wall 3.Insanity 4.Back In Time 5.Sent By The Devil 6.Firestorm 7.Down 8.Set This World On Fire 9.Unity(incl.Drum solo) |
10.Don't Fear The Winter 11.From The Cradle To The Grave 12.Lunatic(Guitar solo) 13.Dies Irae 14.Refuge 〜encore〜 15.Medlry:Medicine〜Black In Mind 〜Light Into The Darkness〜Solitary Man 16.Higher Than The Sky |
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ジャーマン・メタルの重鎮バンドRAGEが約4年ぶりに日本へやってくるというニュースを聞きつけメロディック・パワー・メタル・ファンがここ東京クラブクアトロに押し寄せた。 いくらビッグ・バンドとはいえ会場をソールド・アウトにするのは難しいご時世、このRAGEの初日の東京公演ももちろん超満員とはいかない。 しかしながらここに集まった会場の8割近くを埋め尽くす程のオーディエンスは決して少なくない。 そしてその客層なのだが、なんと予想に反して若いオーディエンスが多いのだ!! RAGEといえばおそらく“80年代のジャーマン・メタル・シーンを支えてきた重要バンドのひとつ”との印象が強く、そのファンの主は20代後半から30代のリスナーだろうと思っていたが、この客層や演奏中の各曲の反応を見ると新作「UNITY」で彼らのファンになったリスナーも多いようだ。(担当者様から聞いたのだが、仕事で行く事が出来なかった社会人ファンも多かったとか・・・東京公演は月曜日の一回のみ) 過去最強ラインナップとなり音の方も良い意味であか抜けた「UNITY」で多くのファン層にアピール出来た証しがこの会場に集まったのだろうか!? 異常なほど長く、途中「遅せ〜よ〜」との声が会場から漏れるほどだったクラシカルで幻想的なSEが鳴り始めると、オーディエンスは既に暖まっており準備万端状態。 ジラジラと焦らすSEから新作でもオープニングを飾った「All I Want」がスタートすると、床が抜けてしまうのではと思うぐらい会場のテンションは一気に駆け上り、一曲目から大合唱が起こる!! おそらく当のピーヴィーもこれ程までの反応が来るとは思っていなかっただろう、曲中ステージ上で転んでしまったのもそのせいか!?(っんな訳ない/笑) いきなりの大合唱に感動で涙が込み上げてくる! 前半はピーヴィーのヴォーカルが少々不安定ながらも、常に正確なピートを刻みながらも強烈にパワフルなマイクのドラミング、多彩な音色と音数を駆使したヴィクターのギター、ごく最小限のキーボードやコーラスの打ち込み、そして会場の大コーラス隊、によりトリオ編成による音の薄さは殆ど感じられない。 ヴィクターはエフェクト類の多さゆえ、フット・コントローラーの置かれている定位置からあまり動けない様子だがそのギター・プレイはアルバム同様に安定し、卓越したパフォーマンスを披露している。 2曲終えた後、再び日本に戻って来られたことをファンに心から感謝することを述べるピーヴィーの顔は満足げな笑みが浮かんでいた。 RAGEらしいサビの「Insanity」ではヘッドバンギングの嵐、しかしながらキーボードのプログラミングをフィーチャーしたミドル・テンポの「Back In Time」での反応はいまいちだ。 「Sent! By!・・・」とピーヴィーが曲紹介すると、オーディエンスは「Devil!!」と続いたパワー・メタル・チューン「Sent By The Devil」での盛り上がりは凄まじく、人気の高さが伺える! 「UNITY」での整合感のあるサウンドももちろんだが、やはりこの「Sent By〜」の様に高速ツイン・バス・ドラムをフィーチャーした疾走チューンも魅力的だ。 つなげてプレイされた「Firestorm」も、意外なほどの大きな反応を見せソロ・パートではピーヴィーとヴィクターがステージ中央で披露したユニゾン・タッピングもオーディエンスに請けていた。 セット・リストは4人編成での最後のアルバム「GHOSTS」や現在の編成になってからのAL「WELCOME TO THE OTHER SIDE」をはじめ過去のアルバムからの代表曲を織り交ぜつつも、新作「UNITY」からの楽曲をメインに置いている事が今日のオーディエンスを喜ばせており、その殆どの曲で大合唱となっている。 「See you going down!」とピーヴィーが歌うとオーディエンスによる「Go!(Down?)」と続く新作からのリーダー・トラック「Down」、モニターに足をかけながらイントロのアルペジオをつま弾いたヴィクターの曲中のアグレッシブなパフォーマンスが印象的だった「Set The World On Fire」が終わりピーヴィーはメンバー紹介をする。 ヴィクター、マイク共に既に名の知れたミュージシャンなのでオーディエンスの声援も大きく、大歓迎を表していたがやはりRAGEをここまで支えてきたピーヴィーへの声援が一番大きかったのが印象的だった。 そのMCの最後に次の曲は「Unity」と紹介するが、ヴィクターとマイクが苦笑した顔を見合わせる。 どうしたのかと手元のセット・リストを見ると次の曲は「Straight To Hell」と記されている・・・・どうやら曲順を間違えたようだ。 一瞬、間を置くがそのまま紹介通り新作からのインスト「Unity」がプレイされる。(以降も「Straight〜」は結局プレイされなかった) 今までのRAGEではとうてい考えられないほどテクニカルで変拍子を多用したこの「Unity」は、途中ヴィクターの音色チェンジにとまどった箇所も見られたが、一糸乱れぬ演奏で次から次へと出てくるキメもバシッときめていた。 尚、途中のキーボード・ソロはヴィクターのギター・シンセによるものだ。 そして、このインスト・チューンからマイクのドラム・ソロへと流れていく。 イングヴェイのライブ映像にも残っているマイクのドラム・ソロはテクニカルながらも強力なアタック力を持ちったもので、ここではジョークを飛ばしたりいきなりフランク・シナトラを熱唱するなどリラックスしたソロ・タイムだったが・・・・・これがまた長すぎる!! 最初の方はオーディエンスの反応も良かったのだが、途中トイレに行ったり、携帯のメールをチェックし始めたりするファンも目立っていた。 これじゃ、誰かさんに追い出されても当然ですナ・・・(汗) |
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長〜いドラム・ソロをフィーチャーした「Unity」が終わると、ピーヴィーが“Don't you
fear the winter〜”と歌い始める。 歴代一の名曲「Don't Fear The Winter」だ!! 当然オーディエンスも盛り上がり、サビではピーヴィーの“(日本語で)1、2、3、4”を号令に“Don't
you fear the winter〜”と大合唱。 やはりRAGEはスピーディーでメロディアスな曲が似合う!! 続いてAL「THIRTEEN」からのヘヴィ・チューン「From The Cradle To The Grave」、ヴィクターのトリッキーなギター・ソロ・タイムをフィーチャーしたAL「WELCOME TO THE〜」からのインスト「Lunatic」へ続く。 ヴィクターのソロ・タイムではエフェクト類(プログラム?)が正常に作動しなかったため準備していた事が出来ない様子だったが、何も屈することなくクラシカルな早弾きから、パーカッシブなプレイ、高速ピッキングを要する「熊蜂の飛行」などを絡めたテクニカルなプレイを程良い長さで披露していた。 新作からの人気の高い「Dies Irae」はイントロのオペラティックなパートが省略され、いきなりリフからスタートする。 キーボード・パートとサビのコーラスはプログラミングを使っていたが、オーディエンスの合唱も混じり更に分厚いコーラスとなる。 本編最後は、AL「MISSING LINK」からこの日2曲目となった「Refuge」。 これも疾走メロディック・パワー・メタルでオーディエンスは床が抜けてしまうほど会場が上下に揺れる大盛り上がり様を見せる!! 間違いなく代表曲としても良い名曲なのだが、このアルバムの曲の請けが異常なほど良かったのは少し意外だった。 この驚きはアンコールに披露した「Medicine」〜「Black In Mind」〜「Light Into The Darkness」〜「Solitary Man」の名曲メドレー内のAL「TRAPPED!」収録曲の反応にも同じく見られ、90年代からのアルバム収録曲の反応は特に良い。 これに「Invisible Horizons」が加わわれば、完璧だったのに・・・と、チョット贅沢な不満をもらしつつ、今日最後の曲はサビ・メロをイントロでオーディエンスに歌わせた後に演奏がスタートし、終始大合唱だった「Higher Than The Sky」で2時間弱のショウが大盛り上がりの内に幕を閉じた。 世界的にメロディック・パワー/スピード・メタル・シーンはここ何年かで急激に成長している。 新人バンドのデビュー作や既にある程度の固定ファンをかかえたバンドの新譜などを含めるとかなりの数のアルバムが一月にリリースされ、ここ日本でもこの手のバンドのセールスは常に安定している。 しかし、その多勢の中でもこうして来日公演まで結びつくバンドは少ない。 そのせいもあってか今回のRAGEのライブにはメロディック・パワー/スピード・メタル・ファンが結集し、凄まじい盛り上がりを見せていたのかも知れない。 正直言ってRAGEは特別に激しいパフォーマンスを見せたり、見ていて面白いエンターテインメント性のあるライブを見せるバンドでは無い。 しかしながら、ここまで幾多の困難を乗り越えながらも長い年月の活動を続け数々の名曲を残してきたRAGEの音楽には、オーディエンス一人一人が歌詞を覚えバンドと一緒に熱唱したくなる魅力を持っている!! 今回のRAGEの来日公演は、バンドとオーディエンスが一体となりショウを組み立て、ヘヴィ・メタルのライブとはどんなものか?ヘヴィ・メタルとはどういう風に楽しめるのか?の問いの模範回答の様な会場にいる全員が楽しめるライブが展開された!! |