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the 69 eyes live photo
suported by TOSHIBA EMI
HARAJUKU ASTROHALL 2005.5.14
SET LIST
the 69 eyes コメント&インタビュー動画

1.devils
2.don't turn your back
3.betty blue
4.christina death
5.crashing high
6.the chair
7.wasting the dawn
8.feel berlin
9.gothic gir

10.sister of charity
11.framed in blood
12.dance d'amour
13.lost boys
14.---
-encore-
15.I just wanna have
something to do
16.brandon lee
the 69 eye ライブ画像1
the 69 eye ライブ画像2the 69 eye ライブ画像3
the 69 eye ライブ画像4
the 69 eye ライブ画像5
FINNISH MUSIC DAYS IN TOKYO 2005 -ROCKS SHOW-

 "FINISH DAYS ROCK SHOW"と題されたイベントの2日目である今夜、METAL SHOWCASEでオーディエンスを驚かせたKIUASのメンバーや、何と(!)祖国の首相が一般ピープルに混じり客席で見守るなか、大とりを勤めたのはフィンランドのヘルシンキ・ヴァンパイア:THE 69EYESだ。本国では圧倒的な人気を誇り視覚的にも聴覚的にも強烈なインパクトを与えるセックス・シンボル:ユルキィを一目見ようと、ここ原宿アストロホールに男女ファンが集まった。

 スター・ウォーズのテーマというユニークな(?)選曲のSEで会場のテンションを上げると、ドラムのカウントと共にワンコードが鳴らされる。初めての生ユルキィに前方の女性ファンが興奮するさなか、オープニングには新作同様に「Devils」が披露される。サビの"Devil!"の掛け声と共に拳を突き出すユルキィに真似てオーディエンスも頭上に拳をあげる。はじめて動く彼らを見て、アートワークなどで強調されるように"カリスマ性を備えたシンガー"ひとりで持っているバンドではなく、各メンバーがしっかりとしたカラーを持ち5人全員でステージを創り上げているのに気づかされる。黒い革のジャケットに身を包んだ5人のメンバーはCDなどで見られる写真どおり非常にクールであり、ただならぬ威圧感がステージを覆っているのだ!
 新作のアートワークと同じドクロ柄のレザー・ジャケット&手袋で2曲を歌い上げたユルキィは、オーディエンスの熱気に負けてか、いつも通りなのか、3曲目には既に衣装チェンジを決行。再登場した姿もやはりシンボルである黒のレザーものだがさっきよりは身軽そうに映る。そのボディー・ラインがあらわになった体をみて思ったのは、深く渋みのある低音ヴォイスとは裏腹に意外と"華奢(きゃしゃ)"だということ。"いったいどこからあの野太い声が出てくるのだ?"と思ったファンも少なくないだろう。

 曲間の歓声は予想通り女性からの黄色い声が目立つものの男性ファンの姿も多い。THE 69EYSの前に登場したバンドの爽やかな空気とは打って変わり会場にはレザーの香りが漂っていてステージ上で展開されるワイルドでトゲのある妖しくも魅惑的なショーに良くマッチしている。サウンド面においても一流バンドらしく高い次元でのプレイを披露しており、特にワイルドなロックンロールの野太いサウンド上でも浮き上がるユルキィの低音ヴォイスはドラムのキックと同じぐらいの感触で体にズシンと衝撃を与え、ライブならではの心地よさを倍増させる。そんなカリスマティックな容姿と声を持ったユルキィだが、日本語で「手を叩く!」や「愛してるぜ〜」などのMCを披露したり、体を俊敏に動かしているそのパフォーマンスからは"人を寄せ付けないカリスマティック・マン"というよりも"愛すべき人間性"が感じられ、このギャップがまた女性ファンにとって魅力的に見えるのではないだろうか。

 プログラミングされた鍵盤のフレーズと、左腕を最高点まで突き上げてから振り下ろすユッシィのヒッティングが生むハードなグルーヴに悲壮感漂うサビがのった「Wasting The Down」を筆頭に、今夜披露された新旧織り交ぜた楽曲はどれも魅力的で、ヴィジュアル面だけならぬ楽曲面における充実感にもこのバンドの実力とそれを評する本国での人気の秘訣をうかがわせる。妖しく語りかけるように歌う「Feel Berlin」のセクシーさ、ゴスロリガールに捧げるとのMCから披露された「Gothic Girl」、マイクスタンドを肩に担ぎながらステージをゆっくりと横断し、挑発した視線を投げるユルキィには前方を占領した女性ファンならずとも男女問わずに魅了するのだ。

 じっと動かずにステージ中央で仁王立ちするフロントマンのようなカリスマ性よりも、サービス精神の多い視線の投げ方や身のこなしで女性ファンを圧倒するセクシーさを備えたユルキィ。日本のヴィジュアル系ファンにも十分にアピール出来るその存在は、METAL SHOWCASEでプレイしたTO/DIE/FORのシンガー:ヤッペと同様に"見かけ"だけではない"本物"を感じさせ、間違いなくバンドの看板となっている。しかしながら、そのユルキィひとりだけに頼ることはいっさいなく、自分なりのやり方でオーディエンスを煽りステージ上でその存在をアピールするティモ・ティモ、"見せる"ドラミングを心がけながらスネアを常にクリーン・ヒットし、心地よいビートを作り出すユッシィをはじめ、一人一人のポジションをしっかりとこなすチームワークの良さこそがこのTHE 69EYESを魅力あるバンドにしているのだ。充実したバンドのパフォーマンスによるワイルドで甘美なロック・ショーを楽しめるステージであった。

(LIVE REPORT:ROCKS ON THE ROAD)
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