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S.E.(焔之鳥) 1.鳳翼天翔 2.麒麟 3.妖花忍法帖 4.叢原火 5.化外忍法帖 6.鵺 7.文車に燃ゆ恋文 8.星の宿り 9.百の鬼が夜を行く 10.わいら 11.桜花ノ理 12.逢魔刻 |
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13.火車の轍 14.浸食輪廻 15.羅刹 16.舞いあがる 〜ENCORE1〜 17.陰陽師 〜ENCORE2〜 18.月に叢雲花に風 19.おらびなはい 〜ENCORE3〜 20.鬼斬忍法帖 21.がいながてや |
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続いてのMCでは新作で素晴らしいピアノを披露しているエディこと三柴理氏が今日のスペシャル・ゲストとして紹介された。黒猫のソプラノ・ヴォイスとピアノのみのこの「星の宿り」は他のメンバーはステージを降り2人のみでプレイされたのだが、これがまたアルバム以上に感動的で素晴らしい!! 繊細なピアノとは裏腹な“つのだ☆ひろ風ルック(笑)”三柴氏の、黒猫に負けず劣らずの感情移入プレイで一層の輝きが加わったこの名曲はホントに鳥肌もので、思わず目頭に熱いものを感じたぐらいだ。しかも、このスペシャルな演出はなんと東京公演のみということで今日会場にいたファンは2、3千円ぐらいチケット代を追加して払っても良いぐらいの満足度を得られただろう。名演を披露した後、退却していく三柴氏を見送るオーディエンスの大きな歓声も印象的だ。 黒猫の“清く正しいおねえさん系”の爽やかなMCでメンバーが呼び戻されると「百の鬼が夜を行く」がプレイされ、この曲ではユニークな曲調にあわせてメンバー全員がステージ上をチョコチョコと走り回るパフォーマンスが毎度行われる。ガラリガラリと変わるカラフルな曲展開のなか、高揚感のあるメロディーが畳み掛けてくるサビが魅力的で陰陽座のライブでは欠かせない名曲のひとつだ!続いてはシングル「妖花忍法帖」に収録されている佳曲「わいら」を披露し、シングルB面曲もアピールする。 瞬火が自分担当のMCを忘れ、すかさず黒猫がフォローし笑いを誘っていた“グッズ紹介”タイムもテンポ良く終え「桜花ノ理」を紹介すると一部で大きな歓声が上がる。これもインディ時代のアルバムに収録された瞬火&招鬼の実兄弟によるコーラス・ワークが印象的な佳曲。続く「逢魔刻」はダークなヘヴィ・チューンで、黒猫のソプラノ・ヴォーカルが加わるとゴシック・メタル的でもある。Aメロでの瞬火のヴォーカルは平家の亡霊が乗り移ったかのような不気味さをかもし出し、彼の声も黒猫と並んで陰陽座には欠かせない要素だ。そのままスピード・チューン「火車の轍」へと移り会場も熱気を取り戻し、男性陣3人も長髪を振り乱す激しいヘッド・バンギングで熱いパフォーマンスを披露する。短いMCを挟んでエンディング・パート「浸食輪廻」,「羅刹」とノリの良い曲が続く。デス・メタル的な破壊力を持った「浸食輪廻」での黒猫は珍しく激しいヘッド・バンギングを披露。イントロでのフラッシュのみの照明が会場のテンションを高める良い効果を生んでいたスピード・チューン「羅刹」でラストスパートをかけ、メンバーの動きも一層激しさを増す!ソロ後のキメのギターではフラッシュのみの暗い照明によりポジションを見失ってしまった狩姦が気の毒だったが、会場中誰ひとり気にせずに体全体でノリまくっている!そして本編最後にふさわしい追っかけコーラスをフィーチャーした「舞いあがる」へ。ヘヴィ・メタリックな楽曲の中でひときわ輝くメジャー・キーのポジティブでピースフルなこの曲は瞬火の豊かな才能を表す素晴らしい曲だ!会場にいる全員を穏やかな温もりで包み、生きる活力を与えてくれるかのようなメロディーを大合唱し、感動的なエンディングで本編の幕が下りる。 ![]() 当然このまま帰ろうとするファンはひとりもいない。思わず涙ぐんでしまう程の大きな歓声でアンコールを求めるまだまだ元気一杯のオーディエンスにバンドも応え、計3度のアンコールに応えてくれた。一度目のアンコールでは「せっかく来てくれたのに一曲だけじゃねぇ!」との言葉で、つのだ☆ひ・・・じゃなくて三柴氏が呼び戻され、今後二度とライブでやることはないかも知れないという瞬火の紹介から「陰陽師」がプレイされる。琴の音色にのる瞬火の静かな語りからスピード・チューンへと展開するドラマティックなこの楽曲は1st(インディーズ時代)からの曲で、現在のサウンドには殆どみられない正統的なメロディック・パワー・メタル型のチューンだ。 2度目のアンコールではメジャー・デビューのきっかけとなった曲との紹介から、招鬼がアルペジオを弾き始めると同時にあがったギターを掻き消すほど大きな歓声が印象的だった「月に叢雲花に風」。高揚感が得られるキャッチーなサビと黒猫による見事なソプラノ・ヴォイスによる感動的なソロ後のCメロはいつ聴いても素晴らしい!オーディエンスのあげた大きな歓声も納得できる名曲だ。 これまた恒例の会場を揺るがす大きな掛け声をフィーチャーした「おらびなはい」に続くと、招鬼によるソロはギターを頭の後ろまで持ち上げて弾くというパフォーマンスを見せる。ユニークな言い回しで大爆笑を誘ったメンバー紹介を最後にメンバーがステージを降りた。 2回のアンコールでたっぷりと楽しませてくれた後、三度目のアンコールに応えてくれるという何ともお客さん思いな陰陽座。これも彼らのライブ・チケットが速攻売り切れる理由のひとつだろう。先程宣伝していたカラフルなTシャツを身に付け「俺たちPUFFYみたいじゃない?」と言いながら斗羅と黒猫がメンバーをひとりずつステージに呼ぶ。各メンバーもTシャツ姿という貴重な姿で定位置につくと、「鬼斬忍法帖」がスタートし和やかムードが一転し会場が激しく上下に揺れる!狩姦の速いスウィープからIRON MAIDEN風のツイン・リードへと流れるソロ・パートが挿入されたこのメタル・チューンも1stアルバムからのもの。 続いて「おぉ、一、二〜の、三、四、四!」というお馴染みの掛け声から今日のライブの幕をおろすお祭りソング「がいながてや」へ。最後の最後まで瞬火の“魂を削ったパフォーマンス”で一回席の一般のお客さんも、二回席にいる関係者も、会場にいる全ての人を心から楽しませようとする思いがヒシヒシと伝わる。陰陽座のサウンド面にも、ヴィジュアル面にも、曲のテーマにも、全てに対しての瞬火の明確なビジョンがあるからこそ、良い音楽、良いライブ・パフォーマンスを披露し多くの人の心を捕らえるのだろう。二回席でペンを持ちながら冷静にステージを観ようと務めるも、瞬火の思惑通り見事に心を鷲掴みにされ「おぉ、一、二〜の、三、四、四!」と思わず叫んでしまう(小声でね/笑)筆者であった。 サウンドと共にオリジナリティー溢れる雰囲気で場内を包みあげる彼らのライブは、そこにいる視覚,聴覚を持った全てのものを心から楽しませてくれる。ヘヴィ・メタルが好きだとか好きじゃないだとか、ヴィジュアル系が好きだとか好きじゃないだとか、そんなうんちくに一切関わらず、たとえ彼らのCDを持っていなくてもこの場に1分でもいれば陰陽座というバンドに“取り憑かれる”に違いない。更に人気が爆発し、文字通りの“化け物バンド”になる日もそう遠くない陰陽座を、ひとりの音楽ファンとしてこれからも応援していきたい! |