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ロック・ミュージックが持つ逞しさが凝縮されたアルバムである。「HOMERUN」と名付けられた本作は、ポジティヴな風を運ぶメロディと、人々を勇気付ける心温まるメッセージを届けてくれる。
前作「OPEN」で見せたアコースティックな魅力はそのままに、初期のハード・ロックのエッセンスを軽く散りばめた楽曲の数々がGOTTHARDの素晴らしさを感じさせると同時に、とにかく歌詞が素晴らしい!! 何かに打ちのめされた貴方、悩みを抱えた君、落ち込んでいる彼女、全ての人の心を癒してくれるのは間違いないだろう。いかにもヨーロッパのバンドらしい民族音楽的な雰囲気をもつ「Everything
Can Change」の躍動するビート感、THUNDERを継承するような「Light In Your Eyes」、爽やかなコーラス・ハーモニーが最高な「Come
Along」、そして70年代風のオルガン・サウンドがカッコイイ「End Of Time」と楽曲のクオリティは異常なほど高い。
名手、マンディ・メイヤー(G)を正式メンバ−に迎えたことでギターサウンドもスケール・アップしている。それは雄大なハード・ロック・チューン「Eagle」を聴けばお分かりだろう。必殺のバラードは「Heaven」、アコースティックの名作「D
FROSTED」の雰囲気を感じたい人には「Lonely People」を。さらには、今は亡きアンディ・フグに捧げられたような「Say
Goodbye」は涙なしでは聴けない。そして、タイトル・ナンバーである「Homerun」の歌詞は是非じっくり読んで欲しい。“愛や音楽を信じること”の素晴らしさを、野球用語である“ホームラン”と言う言葉で表現してくれている。ピアノをバックにスティーヴ・リーの熱い歌声が力を与えてくれるんじゃないだろうか。“これは僕のホームラン、そして君ヘのホームランでもあるんだよ” そう!! このアルバムはGOTTHARDから全てのロック・ファンへ贈られたホームランなんだよ!! こんなに表情豊かな音楽が詰まったロック・アルバムはそうはない!!一生、聴きつづけたいアルバムだ。 |