BLINDMAN
メジャー2枚目となるアルバム「TURNING BACK」を4.24にリリース!!
リーダー中村達也氏とのインタビュー決行!!

協力:キング・レコード



前作「BLINDMAN」で念願のメジャー・デビューを果たしましたが、デビュー前と後では何か変わったことはありますか?

中村達也(以下N):あんまり変わってないんですよね(笑)。 もちろんメジャー流通になってからお客さんが増えたっていうことはありますけれども、基本的に自分たちのスタンスも変わっていないですし、大きな変化は感じていないですね。


本作はメジャー2枚目、通算4枚目のフル・アルバムですが制作するにあたってプレッシャー等はありましたか

N:プレッシャーというほどのものはなかったんですけども、6年ぐらいこのバンドをやって来て本当にBLINDMANらしいものを作ろうじゃないかということで、なにも考えずに自分たちで思った通りに行こうという考えは曲作りの段階から持っていました。


アートワークやアルバム・タイトルは何か特別な意味が込めれられているのですか?

N:特別な意味と言う程のものではないですが、今言った自分たちらしいものということで「TURNING BACK」=「過去を振り返る」というような感じで、このアートワークはその過去を映し出したアルバムにしようという様な意味合いを込めています。


楽曲は前作に比べると、落ち着いた雰囲気が所々感じられますが・・・。

N:落ち着いてますか(笑)。


特に2曲目の「Without A Word」のギター・リフなんかは、ハード・ロック的ではないアコースティック・ギターぽいリフですよね?


N:あれは実はキーボードなんですよ、みんなギターって言うんですけども(笑)。 そうですね、この曲は特に異色に聞こえるみたいですけれども、ただアレンジがたまたま歪んだギターじゃなくて鍵盤でこういう形にしたから、そう落ち着いて聞こえるのだと思いますが・・・。 まぁアレンジだけで本質的には変わってないと思います。


キーボードの使用頻度も前作よりも多くなっていますよね?

N:そうですね、使用頻度が多くなったっていうのも若干あるんでしょうけれども、それ以上に曲自体がキーボード・パートの量ではなくて、レベル的にもっと鍵盤を表に出したアレンジを要するものになったということですよね。 ミックス・レベルも上がっているし、曲のイメージを握るような重要なパートが増えたということですね。


曲作りの段階で、今回はキーボードを前面に出そうと意識してやられたのですか?


N:いや、特別に意識はしなかったです。 結果ですね。


「The Ocean」はしっとりとしたジャジーな雰囲気から徐々に盛り上がりを見せる曲で、前作には無かったような曲ですよね。 僕は凄く好きなんですけれども・・・。

N:前作のメジャー・デビュー前のインディーズでのミニ・アルバムと、その前のフル・アルバムでは両方にピアノの落ち着いたバラードが収録されていたんですよ。 それで毎回入っているのも何なんで前作(「BLINDMAN」)の時はこういう形のバラードは避けましたのですが、今回はまた今までのものを越えるようなバラードが出来たんで、これは収録しようということになったんです。


バラードを避けようというのはバンドで話し合って決められたんですか?

N:バラードを避けたと言うよりも「BLINDMANっていつもこういうバラードが1曲入るよね」って言われることを避けたかったんで・・・まぁ、前作では回避させていただいたと(笑)。


「In The Wind To Flow」も凄く雰囲気を大事にしながら盛り上がりがあって、これも前作にはなかったパワー・バラードで・・・。

N:これは、僕らはバラードって言うイメージはないんですけども、今までになかったタイプの曲ですね。 レコーディングの直前になってから、それまでに書き上がった曲を改めて聴いてみたら、ちょっと違った感じのも欲しいねっていうことで後から足した曲なんですよね。


6分以上の大作ですよね。

N:大作になってしまいましたね(笑)。 大体僕が作るとテンポの遅い曲は、長くなるというのがあって・・・いつものことなんですけども(笑)。


なるほど(笑)。 ではそれと対照的に「Play The Game」なんかはストレートなロック・チューンでBLINDMANらしい曲ですよね。

N:そうですね、これはもう本当にライブっぽい曲で、お客さんも一緒に楽しんでいただければと。


リハーサルの延長の様な感じで始まりますよね。

N:あれは、たまたまリハーサル中に録音したのが面白かったんで本番も、と・・・計画的犯行ですね、あれは(笑)。


計画的だったんですね(笑)。 どなたのアイデアですか?

N:僕です(笑)。


「Starting To Be Over」はジミ・ヘンぽいリフを持っていて、これも前作にはなかったとてもブルージーな曲ですよね。

N:これも、このバンドだと初めてのタイプの曲ですね。 これは、僕自身はあんまりブルースやソウルとかっていうルーツは持っていないんですけれども、ヴォーカルの高谷の声質とかから引っ張られてでてきた曲ですよね。 こういうの歌わせたらカッコ良いじゃない?っていうのが、彼の影響で僕の中から出てくるということですね。


こういったブルージーな曲を書いてくれと頼まれたのではなくて?

N:いいえ、頼まれたわけではなくて、彼の歌もそうですがベースの戸田もこういうのが好きだし、上手いし、自然に自分からこういうのやらせたら面白いな・・・っていう。


中村さんは余分な曲は作らないとお聞きしていましたが、あらかじめ今回は11曲の内こういう曲を1曲入れようと書かれたのですか?

N:まぁ、書いたから入れたっていう感じですね。 実際にはもう2曲ぐらいは書いたんですけども・・・ただ、作る人は倍の数ぐらい書いてから落としますからね。 あんまり、こういうことはしないんですけども・・・まぁレコード会社としてはもう少し書いて欲しいみたいなんですけど(笑)。


「Losing My Sanity」もライブ受けしそうな曲ですね。

N:そうですね、ロックンロールですね。 割とこういう単純なものも好きなので、まぁライブを意識したと言われればそうなのかもしれないですけども。


前作にはこういうノリの良いロックン・ロールはなかったですよね。

N:前作はなかったかも・・・・そうですね、ボツってますね1曲こういう曲が(笑)。 この曲はファン用のプレゼントにまわされました(笑)。 どれか1曲落とそうということで多数決を取ったらその曲でした。


メンバーの方々で決められたのですか?

N:メンバーの他、スタッフの方々諸々みなさんで考えたんですけども、最終的にはメンバーが落としたいという曲にさせていただきました(笑)。


中村さんは全曲の作曲を手がけられていますが、曲を他のメンバーに聴かせるときにはどの程度まで作り込まれたものを持っていくのですか?

N:他の人がどの位作り込まれたデモを持っていくのかわからないんですけども、多分僕は最も作り込んで持っていくタイプなんじゃないでしょうかねぇ(笑)。 僕以上に作り込んでいる人がいたらチョット驚きます、っていうぐらい作り込んで行きます(笑)。 ただし、「この通りにやれ!」っていう風には持っていかないで基本的には、総てのパートがこのままレコーディングされてもきちんとした作品になるよっていう所まで作ってしまいますね。


そうすると他のメンバーは既にイメージの出来上がったものを聴くので、各人のクリエイティブな面をくい止めてしまう恐れもありますよね?

N:ここに各人のアイデアを足していくことに対しての規制はしませんし、結構自由にやらせているんですけども・・・。 ただ僕自身が各メンバーがプレイするのを想定していて、全く本人達のスタイルを無視して作ってはいないので・・・まぁ、不満は今のところ出ていないですね(笑)。


「The Ocean」なんかはキーボードがメインの曲ですが、このキーボード・パートも細かいところまで作られているんですか?

N:あのイントロのピアノはほぼ、あのままのものを持っていったと思います。 僕は基本的にキーボードを弾けないでの、キーボーディストが考えるものと全く違うものも作ってしまうことがあるので、井上自身が弾きやすいように直しているところもあるのでしょうが、雰囲気的にはほぼあのままのものを作って行きました。


音使いもギタリストが作られたような音使いですよね?

N:えっ(笑)、じゃぁそうなのかもしれませんね。 基本的にコード楽器はギターしか弾けないので・・・。


例えば井上さんがこっちを弾きたいだとか、中村さんの方からここは自分らしさを出して弾いてくれだとかというのもないのですか?

N:そうですね、自分らしく弾いてくれとかっていうのはあんまりないですね・・・そう考えると(苦笑)。 ちょっと嫌なヤツっぽいな
、俺・・・(笑)。


いえいえ(笑)。 プロデューサーも中村さんですよね、ミックスも中村さん中心でやられるのですか?

N:もちろん他のメンバーもその場には来ますし、意見も出しますけども、あんまりみんなで自分の上げろと言い合ってもキリがないですよね。 最終的にまとめてひとつの意見にする人間がいないと時間的にも無駄ですし、やっぱりこれは曲を書いている人間が一番きちんとイメージを持っているから僕がやるのが良いのではないかと思います。


なるほど。 曲を作られるときは歌メロから組み立てていく方ですか?

N:歌メロから作るのが1/3、ギターから作るのが1/3、キーボードから作るのが1/3・・・ていう感じですかね。


キーボードで作られる曲もあるのですか?

N:このアルバムで言ったら「The Ocean」や「Stay・・・」とか「Without A Word」あたりは、割と鍵盤が最初ですね。 まぁ先程キーボードは弾けないと言いましたが、曲作りはほぼパソコンなのでゆっくりと譜面入力をして行くわけなんですけども・・・。 やっぱりこういうハードロックのバンドだと、ギターに関してはそれほど多彩な音色を使う音楽ではないじゃないですか。 でも、キーボードっていうのは凄くそれが自由だし、その音色から曲が広がって行くこともあるし・・・。 「The Ocean」なんかは完全にピアノっていう音色から広がっていったものですし、「Without A Word」はギターっぽいクラビの音のあのリフが曲のイメージになっていますよね。


高谷さんのヴォーカルについてお聞きしたいのですが、彼のヴォーカルはアルバムで聴くよりもライブの方が魅力的だという意見が多いと思いますが、レコーディング時には中村さんの方からこんな風に歌ってくれ等の指示を出されたりしているのですか?

N:メロディーが決まった後は基本的に本人に任せますが、「こういうのもどう?」ということは多少ありますね。 僕も正直言って、彼はライブの方がエネルギーがあると思いますし、それをレコーディングでも引き出してあげられればなとは思いますけども・・・。 決してアルバムが悪いというわけではないんですけども、本人はライブの方が好きみたいですし(笑)、まぁミュージシャンはみんなそうでしょうけれども、やっぱり小さな部屋にこもるとやりにくいのかもしれないですね。


Aメロ、Bメロとかの細かい部分までメロディーは中村さんが書いているのですか?

N:基本的には僕が指定していますけれども、曲によってはサビでカーッと盛り上がる感じになれば好きに歌って良いよみたいな曲もあります。 このアルバムで言うと「Starting To Be Over」や「Losing My Sanity」あたりなんかのヴォーカルは割と彼に任せていますね。 こういうロックン・ロールやブルース的なものは彼がベースに持っているジャンルなので、自由に歌ってくれと。


もうちょっとライブ的なラフさがあると違った感じが出てくると思いますが。

N:そうですね、あんまりそのライブっぽさていうのを考えると・・・どうしてもスタジオに入ると、音程がどうだとか細かい部分に目がいってしまうんですよね。 まぁ、今後がんばります(笑)。


ライブだと凄くソウルフルな面が出てくるシンガーですよね。

N:やっぱりその辺が彼はライブ・プレイヤーなんでしょうね。 まぁ、レコーディングではあんまり僕自身がラフなものを要求してないのかもしれないですね、やっぱりキッチリ、キッチリやらせてしまっているのかな?


歌録りは細かく区切って録っているんですか?

N:あんまり区切りすぎてしまうと勢いがなくなってしまうので、曲によっては曲の頭から最後までを一気に歌ってしまってから、部分的に後で録り直しているものもありますね。


声質もCDの方が割とディストーションがかっていて、ライブの方がストレートに聞こえますよね?

N:逆に本人もライブっぽさを出そうと意識しているんですよ。 それが力みになってしまっている部分もあるのだと思いますけどもね・・・。 これは非常に難しいテーマですね・・・この辺で勘弁して下さい(笑)。


(笑)。 他のメンバーが曲を作られることはないのですか?

N:そうですね、今のメンバーは作るなとも言ってないですし、作ってくれとも言ったことはないですね(笑)。


では、中村さんがもしも依頼したら一気に持ってきたりするんですかね?

N:いや、もって来ないんじゃないですかねぇ。 基本的にBLINDMANは僕が曲を書くバンドというある程度の暗黙の了解みたいなものがありまして、6年間でアルバム4、5枚作っていますから・・・。 でも、厳密に言うと1曲だけ僕の曲じゃないのがあるんですよ。


そうなんですか?

N:ええ、インディーズの1stアルバムの中にピアノとヴォーカルだけの曲がありまして、それは当時のキーボーディストが書きました。 僕的には全然他のメンバーが書いてくれても良いんですけども・・・ただ、僕自身のバンド経験ではあまり人の曲を弾いたことがないんですよ(笑)。


まぁ、それだけソング・ライターとしての才能がある方なので・・・。

N:だと、良いんですけどね(笑)。 やっぱり曲って誰でも書けるわけものではないと思うんですよ。 自分にどれだけの力があるのかわからないですけども、少なくとも誰でも書けるものであればもっと良い曲があるバンドが沢山いると思いますしね。 他の人が書いた曲なんてやらない、というのは全くないですけども、ただそれが良いものでなくてはやらないというのは当然ありますよね。


共作なんていうのも・・・。

N:うん、今まではあまりないですね。 やっぱり僕は、納得する最低限の所までは作りたい人なんですよ。 まぁ、こういうのをエゴというものなのかどうかはわかりませんけども(笑)・・・。 自分でもこの形が今まで上手く行ってきているから、このまま行きたいというのもあるんでしょうけどもね。


もし本作から1stシングルを切るとしたらどの曲を選びますか?

N:う〜ん、「Stay・・・」かな。 ポップな曲もバラードもあるので、そういった曲が向いているのかもしれませんが、やっぱりBLINDMANらしいものをこのアルバムから1曲出せと言われたら「Stay・・・」ですね。 収録曲は総て気に入っているんですけども、シングルっていうとなるとハード過ぎず且つこのバンドがどんなバンドだかわかるという意味では、やっぱりこの曲ですね。


では、何も考えずにご自身が一番気に入られている曲はどれですか?

N:1曲に搾るのは難しいんですけども・・・「Turning Back」にしておきましょう。


なるほど。 こういう速い曲もBLINDMANの持っている一面ですが、中村さん自身こういうルーツはお持ちなのですか?

N:そうですね、僕自身ギタリストとしては凄くヘヴィ・メタルな人なんですよ。 特にこのバンドの中では圧倒的にメタルよりの人間ですね。 ただソング・ライターがあんまりヘヴィ・メタルではないんですよ、なぜか(笑)。 だから自分の中に二人いるんですよ(笑)。


例えばソロ・アルバムを作るとしたらもっとヘヴィなものになるのですか?

N:僕がもしソロ・アルバムを作るとしたらバンドよりもハードになる、という不思議なギタリストになると思いますよ(笑)。 普通逆ですよね。


このBLINDMANの5人のメンバーがいて、このサウンドになっているのですね。

N:もちろん、そうです。 先程、他のメンバーが作曲に絡んでいない様なことを言いましたが、逆に僕がその分他のメンバーを理解しようと凄く努力しているし、彼らのスタイルを取り入れることに関して凄く考えているんですよ。 だから、もし彼らがアイデアを何も出さなかったとしても彼らのスタイルを殺すようなものは出していないつもりです。 まぁ、僕自身はヘヴィ・メタルなスタイルのギタリストだから、他のメンバーの要素を考えて作られたバンドの音の方が若干マイルドになるし、その結果がBLINDMANなんです。 特にベーシストが違ったらかなり聴いた印象が違うものになるんじゃないですかね。


ベースの戸田さんはどのようなバック・グラウンドをお持ちなんのですか?

N:彼はどちらかというと・・・あんまりこの分け方は境界線がわからないので使いたくないんですけども、ハード・ロックかヘヴィ・メタルかどちらかと言うと、完璧にハード・ロック止まりの人なんですよ。 彼はDEEP PURPLEやTHIN LIZZY、LED ZEPPELINなんかと同時にソウル・ミュージックやジャズも好きだし、かつてラテン系の音楽をやっていたこともある人なんで、彼はBLINDMANっていうバンドの音楽を形成する上で凄く重要な役割を担っています。 例えば「Starting To Be Over」みたいな曲はヘヴィ・メタル・オンリーなベーシストでは上手く弾けないんじゃないですかね。


本作でのギター・ソロはメロディーを弾くに徹して、速いフレーズを意図的に避けている様なものがいくつあるように思いますが。

N:それは、身の程をわきまえたということです(笑)。 まぁ、こんなものだろ俺はッていう感じですね(笑)。 やっぱりギターに関して言うと上手い人っていうのは沢山いますよね、だから自分が聴いて良いと思えるプレイをしようと思ったらこうなったんです。 でもプレイの難しさでは、実は今回は今までで一番難しいんですよ。 まぁ、これからもきちんとメロディーを弾くスタイルはもっと伸ばしていきたいし、そういった面でも良いギタリストとして完成されていきたいですし、ハッキリと自分のスタイルを作れるように未だ尚、研究中ということです。


良いメロディー・センスをお持ちなんで、僕は凄く好きですよ。

N:特に前作のソロは落ち着きがなかったんですよ。 まぁ、本作でのプレイ・スタイルは成長した結果だと思って下さい(笑)。


今後インスト・アルバムなんて考えています?

N:ソロ・アルバムを作ることはいずれあるでしょうが、それがインスト中心になるかどうかはわからないですね。 どちらかというと歌ものの・・・でも自分が歌えないからなぁ(笑) インストも入るでしょうけども、ハードなものは人に歌ってもらってメロウなものはインストにする、みたいな形をとるかもしれないですね。 一曲丸々3、4分のテクニカルなものは僕はついていけないと思いますし(笑)。 テクニカルなものを聴きたいのであればもっと上手い人の作品を聴いて貰った方が良いですよ(笑)。


今までの曲は総て英詩ですが、英語にこだわる理由ってありますか? 例えば海外での活動を意識してですとか。

N:そうですね、今までは総て英詩ですね。 別に海外を意識してだとかでは全くないのですが、ただ僕自身がカッコ良いと思っているからです。 韓国語や中国語とかフランス語のバンドってあるじゃないですか。 スペイン語っていうのもありますよね。 そういうバンドってやっぱりしっくり来ないんですよ、凄く(笑)。 ということは、日本語が分からない人が日本語のHM/HRを聴いたときに同じ様な感覚になるのではないかというのがありまして・・・。 日本詩でサビだけは英語っていうのもあるじゃないですか? そうすれば当然、韓国語でサビだけ英語っていうのもありますよね? それでもやっぱり母国語でない人が聴くと不思議に聞こえるんだなと思うと、英語が自然じゃないか、と。 でも、これは重要なポイントなんですけども絶対に日本語でやらないと思っているわけではありません(笑)!!。


英詩だと日本のマーケットでも洋楽指向のリスナー向けの音楽になりますよね。

N:当然そうなりますよね。 幅広い層に受け入れられたいということを考えると、凄くデメリットの方が大きいと思いますし、現に日本語で上手くやっている人もいるわけですしね。 英詩でやっていくのがベストかどうかはわからないですけども、今は単純にカッコ良いと思ってやっているのが大きいですね。 ただ日本詩はないとは思っていません。 今後邦楽リスナー向けに日本詩でやっていく可能性は否定はしません。


それはどういったきっかけでやる可能性がでてきますか?

N:例えば、それを企画としたシングルということとかもあるかもしれないですし・・・。 これはお楽しみということで(笑)。 むしろ、昔の方が日本語に抵抗がありましたね。 インディーズのころなんて日本詩なんか考えたこともありませんでしたからね。 ただ、もしやるとなると今までとは全く違ったものなので、それようの努力と研究が必要ですし、今ではそこをまだやっている段階なんです。 だから考えていない訳ではなくて、常々考えているんですよ。 で、それが良い形になったらなんかの形で近い将来にあるかもしれませんね、もう始めていることなんで。


具体的に計画があるのですか?

N:そうですね、それが採用されるかどうかわかりませんがあり得ない話ではないですね。 ただやらない可能性ももちろんあります。


もし日本詩となると、どなたが作詞されるのですか?

N:まぁ、それは僕らみんな日本語しゃべれますので誰が書く可能性もあります。 でも、僕自身はやっぱり本来歌う人が書くのが一番良い形だと思うんですよ。 自分で書いたものの方が感情移入も強くなるだろうし、そっちの方が説得力もありますよね。 僕が仮にテーマだけを与えて内容は高谷君自身に書いて貰うという形になるのではないしょうか。


高谷さん自身は英詩だとか日本詩だとかに拘りは持っていないのですか?

N:そうですね。 ただ、彼自身がどちらかというと英語向きの声だということはわかっていると思いますし、僕もそう思いますけども彼も僕も意固地になっているわけではありません。


日本詩が上手くのって、邦楽リスナー向きに良いものが出来れば元々良い楽曲なので広い層に受け入れられると思いますよ。 特に高谷さんはルックス的にも良いものをお持ちなので(笑)。

N:・・・(笑)。 でも、実はバンドの中で僕が一番売れるっていうことに対して無頓着な人間なので・・・(笑)。 もちろん、僕らもプロなのである程度ビジネスっていうものを視野に入れないといけないわけなんですけども、あまりそこに縛られても良くないと思うのでそこら辺の良いバランスが見つかったときにはやりますよ。


期待しています。 では、BLINDMANの音をまだ聴いたことのないリスナーへ向けてセールス・ポイントをお願いします。

N:そうですね、ハード・ロック/ヘヴィ・メタル・ファンの方々には、凄く広い層に聴いていただけると思います。 とにかくCDを一度聴いていただきたいというのが本音なんですが、うちのバンドはライブから見てもらうのも一つの手かもしれないですね。 別に僕たちはお客さんよりも偉いわけではないので、BLINDMANのライブはお客さんと一体になって楽しめるものをやっています。 そういう敷居の低いライブをこれからもたくさんやりたいので、是非一度いらして下さい。


結構ライブに来るお客さんは女性の方が多いですよね。

N:そうみたいですね。 これでも男性ファンが増えてきている方なんですけども6:4位で女性の方が多いですね。 別に僕らはどちらがターゲットだとか思っていませんけども。


日本のヘヴィ・メタル・ファンは日本のバンドを毛嫌いする傾向がありますよね。 その突破口というのがやっぱりライブになると思いますが。

N:まぁ、日本のバンドを毛嫌いする気持ちはしょうがないでしょうね。 正直僕自身も海外のものの方へ行きたがる気持ちも分かりますし。 僕も若い時にLOUDNESSやVOW WOWのライブを見に行ったりしていたけども、どちらかというと外国のバンドを見に行くことの方が多かったですしね。 ただ今は、これは僕らだけに限らず日本のハードロック・バンドっていいよっていうのはあります(笑)。 なんかうちらじゃなくても良いから日本の良いバンドを見に行ってよ、っていう気はします。 昔からやられているベテランの方々にしてもここ何年かで出てきたバンドにしても、本当にみんな良いライブをやっていると思いますよ。 逆にこの国から何かを起こすぐらいのがあっても良いですよね!!


今は日本のバンドで海外でも活躍しているバンドって結構ありますものね。

N:ヨーロッパやアジアのレーベル等から出しているものとか結構ありますしね、ホント、新旧問わず今の日本には良いバンドがいっぱいいますよ! 逆に今のシーン全体を見ると、世界的に流行りものではないから低迷している音楽ではあるんだけども、実は今の日本は一番色んな形で良いバンドがいるんじゃないか・・・という気はするなぁ(笑)。


ヘヴィ・メタル・ファンていうのは固定ファンが多いですしね。

N:ここ何年かでも少しづつ増えてきていると思いますよ。 昔みたいにアメリカのチャートにハード・ロックがドカンと入るような時代は来ないとは思うけど、日本やヨーロッパでは根強いし・・・。 好きな人は絶対いますしね。


海外での活動の予定はないのですか?

N:今のところはないです。 まずはこの国で出来ないものは海外へ行ってもしょうがないでしょう。


では、まず日本を制覇してからと。

N:制覇っていうわけではないですけど(笑)。 まぁ現実的には難しいでしょうけども、やっぱり海外へは行きたいですけよね。 ヨーロッパとかでのリリースの話はないわけではないので、近々そういう話があるかもしれないですしね。


海外で話題になっているから聴いてみようと思う日本のファンもいると思いますし・・・。

N:そうですね、でもやっぱりまずはこの国ですよ(笑)。 自分たちがいる国からきちんとやって行かないと・・・、だって日本にまだ行っていないところもありますし、海外へ行く前に行かなくてはいけないところはまだ沢山ありますよ!! まず日本中まわらないと失礼でしょ!


ではしばらくは地道な活動を・・・。

N:そうですね、スケジュールの都合さえつけば本当はもっと日本の色んな所へ行きたいし、とにかく小さいところで良いので沢山ライブをやりたいです。 家でCDを聴くだけの音楽ではないと思いますしね!!


今後のBLINDMANの活動予定を教えていただけますか?

N:とりあえずこのアルバムのツアーをしっかりやりたいと思っています。 5月中旬から全国とは言えませんが15ヶ所、ツアーでまわりますので都合が良ければ・・チョット都合が悪くても何とかして(笑)見に来て下さい。 今年は、これが終わったらもうひとまわりしたいと思っていますし、後半にはイベント等もあると思いますので機会があったら見て下さい。 


ツアーの最終は大阪ですね。 大阪のファンの反応はどうですか?

N:ええ、最近大阪のファンも増えてきてくれていますし、非常に熱いですね。 特に今回大阪で初のワンマンなので、たっぷりやれます! 大阪の方には今まで少ない時間でゴメンネっていう感じです。


では最後に今まで支えて来てくれてファンの方へと、まだBLINDMANの音に触れたことのない新しいファンへ一言ずつお願いします。

N:今まで応援してきてくれたファンの方へは、本当にどうもありがとうの言葉しかありませんね。 これからも良い音楽作って良いライブをやっていきますので応援お願いします。 未だBLINDMANの音を聴いたことのない方は、ショップの試聴機なんかに入っているところもありますし一度聴いてみるなり、ライブを見に来るなりして、とにかく一度体験してみて下さい! 特にストレートなハード・ロックが好きな方は、気に入ってもらえると思います!


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「TURNING BACK」


KICS-951
02.4.24release


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