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LAST AUTUMN'S DREAM -2006 Interview-

Supported by:Marquee AVALON
photos by:Hiroyuki Yoshihama
−ミカエルは初来日、アンディは実に8年ぶりの日本になりますがそれぞれ日本の地を踏んだ感想はいかがですか?

ミカエル・アーランドソン:(以下M)今日で来日してから三日目になるわけだけど日本は本当に素晴らしい国だよ。徐々に日本のことも分かってきたから、どんどん好きになっていくんだ!

アンディ・マレツェク:(以下A)僕もそうだね!日本は本当に素晴らしくて毎回来るのが楽しいよ。また、早く帰って来れるといいよね!


−日本のファンはミカエルのことを既に10年以上前から知っているのですが、以前から日本にはあなたのファンがたくさんいることは知っていましたか?

M:僕は10年前からソロ・アルバムなどをリリースしてきたけど、それが少しでも日本でも売れてファンが居てくれていたのであれば非常に嬉しいし、実際に日本のファンの皆に会ってみて圧倒されっぱなしさ!


−一方のアンディはFAIR WARNING時代にも来日経験もあり、日本のファンにも十分に知られていますが、今回はLAST AUTUMN'S DREAM(以下LAD)のメンバーとして再び暖かく迎えられている実感はありますか?

A:ホントに変わらず日本のファンは本当に素晴らしいよ!いつも暖かく迎えてくれるんだ。


−お二人は現在LAD以外のプロジェクトはやっているのですか?

M:曲作りは自体はコンスタントに行っているから、もし他の人へ楽曲提供の依頼などがあれば他のプロジェクトを、という可能性も出てくるけどね。でも今のところは特に頭にないよ。ソロとしてもアルバムを出す予定は無いし今はLADの活動がメインとなるかな。

A::僕もメインの活動はもちろんLADさ。他にはこれはまだ確定の仕事という訳ではないんだけど、ロック・オペラのプロジェクトでアレンジを担当する予定になっているんだ。これは本物のオーケスラとオペラ、そしてエレクトリックを融合させた巨大なプロジェクトだ。まだ、公演日程など具体的なスケジュールは決まってないけど、将来的に実現させたい大きなプロジェクトだね。でも、あくまでメインの活動はLADだよ(笑)


−今後もバンドとしてはLAD一本に本腰を入れていく予定ですか?

M&A: ああ、もちろんそうだね!


−マルセル・ヤコブとジェイミー・ボーガーが加わったことにより、"バンド"としてサウンドが確立されたのが新作「SATURN SKYLINE」でも顕著に現れていますが、彼らは正式なメンバーなのですか?

M:もちろんそうだよ!

A:2人とも本当に素晴らしいミュージシャンだからね。一緒にプレイ出来て幸せだ。


−ジェイミーは本作に1曲提供していますが、これは本作のために書かれたものなのですか?

M:そうだよ。実は次のアルバムに向けての曲作りが既に始まっていて、今のところ2〜3曲仕上がっている。その中には「After Tomorrow's Gone」と同様ジェイミーが書いているものもあるんだ。今回、日本に来る前にジェイミーと会って新曲のヴァースの部分を聴かせて貰ったんだけど、彼が書いたヴァースを聞いてインスパイアされ、僕がサビのメロディを書いたりと引き続きコラボレートしている。次のアルバムでは僕とジェイミーの共同で書いた曲がもっと増えると思うよ!


−マルセルも非常に才能のあるソングライターですが、今後、彼もLADのソングライティングに関わることはありますか?

M:マルセルも良いソングライターだけど、彼曰く「自分が書く楽曲はLADのようなバンドにはそぐわない」ということで曲作りには参加しなかった。だけど、もちろん将来的に可能性はあるよ!
−さて、新作について詳しくお聞きしたいのですが、先ほども言ったように新作の作風はLADとしてのオリジナリティが確立されミカエルのソロとも、FAIR WARNINGとも、もちろんTALISMANとも違うものに仕上がっていると思います。このメンバーが集まることにより特別なケミストリーが生まれた結果だと思うのですがいかがですか?

M::もちろんバンドとしてのケミストリーはある。これは現在進行のバンドのケミストリーであり、今後もっともっと深まっていくに違いないね。だからこそ、さっき僕が言ったように曲作りに関してもメンバー全員で楽しみながら、各々のアイデアを取りまとめて進めていきたいんだ。

A: ミカエルの言う通りさ!今まさにバンド内のケミストリーが固まってきた所だから、僕もバンド・メンバー全員で曲作りが出来ればいいと思っているよ。


−新作のタイトルの「SATURN SKYLINE」が意味するものはなんですか?

M:正直に言うと、まず"Saturn Skyline"という言葉の響きが凄く好きで今回のアルバムタイトルに使ったんだ。実は曲作りをスタートさせる前からこの言葉が頭にあったのさ。「Saturn」は土星という意味があるから宇宙をテーマにしたアルバムを作ろうと思って「Saturn Skyline」というタイトルを最初に付けた。だけど、結果的に宇宙をテーマにした楽曲は1曲しかできず、しかもその楽曲はニュー・アルバムには収録されなかったんだ(笑)。でも最初に思いついたタイトルが凄く気に入ったからそのまま残したんだよ。
−ミカエルの曲はマイナーキーの曲を書くのが得意な印象がありましたが、本作では“SATURN”の言葉が似つかないぐらいポジティブなメロディーが多く聞かれますよね。何か心境的な変化があって、新作のソングライティングに現れたのですか?

M: 実は自分ではあまり気づいていなくてね。今少しそのことについて考えてみたんだけど…まず今回はキーボードの他にギターを手にして作った楽曲が数曲あるんだ。確かにギターでもマイナー・コードの楽曲は書けるけど、オープン・コードを使うとそれはメジャーのコードが多くなるからね・・・。ソングライティングに使った楽器の幅を広げてみたことによって僕の気持ちも少し変わったのかもしれないね。


−楽曲の幅が広がったのも本作の特徴だと思います。ソングライターとしてまだまだ成長を続けている自覚はありますか?

M:もちろんそうだね!ソングライティングに関しては自分が死ぬまでずっと成長していくものであると思っているし、自分としてもまだ完成された楽曲というものを作っていないと感じているんだ。だから今後もずっと曲は書き続けたいし、成長を続けたいと思っているよ。
−アンディのギターは更にドラマティックさが増し、楽曲を特別なレベルに引き上げていると思いました。各曲が「アンディのソロ」が入ることが計算されてソングライティング、アレンジがされているように思えますが、実際どうなのですか?

A:自分ではアーティストとして時間と共にアイデア、個性というものが進化していくのは当然であると思う。あと最近ではアイデアが浮かんだらすぐその場でプレイするのではなく、そのアイデアを少し置いて熟成させてから前のアイデアとミックスさせてみたりするんだ。とにかく、以前よりよく考えてフレーズを作るようになったね。計算されて楽曲が書かれているかは分からないね(笑)。


−話は外れますが、お母様の具合が悪いそうですね。お加減はどうですか?

A::実はまだ治療を受けている最中で、結果は分からないんだ。


−なるほど…。大変な時期にも関わらずも非常に構築美溢れる「練られた」ギターソロが本作で聞かれますが、細部まで構成を組み立てて弾いているのですか?それともインプロヴァイズを重ねて行くのですか?

A:本当に最初の段階ではフィーリングで弾くことが多いかな。だけど、最初に浮かんだアイデアが完成されていないときはさっきも言ったように、曲をよく聴きこんで練り上げていくことが多いね。
−日本のヒットソング「学園天国」という曲を知ってますか?「Pages」という曲のソロでそのワンフレーズが聴かれるのですが、これは偶然(笑)?

M:本当かい!?(そのフレーズを歌いながら・・・)それはクールだね!!(笑)

A:(笑)…その前のソロが凄く長いからあそこは「何となく」のイメージで弾いてみたんだよね。僕はその曲自体を知らないから全くの偶然だよ(笑)。


−本作には今まで収録されていたリメイク曲がないですが、その必要のないほど粒揃いの曲が入ってますよね?ご自身もそう思ってリメイク曲は入れなかったのですか?

M:やっぱりリメイク曲は過去に作られたもので、既に演奏されているものでもある。LADとしては自分達の持ち歌も多くなってきたから、今回はカヴァー曲はなくても良いのでないかと思ったんだ。無理にカヴァーをやって逆に変なイメージを持たせてしまうのも怖いしね。ということで今回は止めたんだ。

A:僕も今回リメイクの楽曲を入れなかったのは凄く良かったと思う。なぜかと言うとFAIR WARNINGとLADは全く異なるバンドだからね!過去のFAIR WARNINGの楽曲をこのバンドでリメイクしても意味がないと思うし、今までカヴァー曲(リメイク)をやって成功したと思うことは正直一度もないんだ。だから、今回リメイクなしで自分達の楽曲だけを収録できたことはとても嬉しいし、これからもLADという形で曲作りを行っていきたいと思っている。


−ボーナストラックとして今回も日本のバンドBEAGLE HATの曲をカバーしていますが、元曲のアレンジはここで聞かれるものとほぼ同じなのですか?

M:実はこれはBEAGLE HATのメンバーが僕達のために書き下ろしてくれた楽曲でね。彼等の楽曲は僕達も凄く気に入っているんだ。


−さて、後はやはりライブを是非観てみたいのですが、来日公演は実現しそうですか?

M:昨日もプロモーターとミーティングを行ったんだけど、今年の6月位を目処に来日公演を実現させたいと思っているよ!

A:僕達も早くLADとしてライブをやりたいと思っているから、絶対に実現させたいね!


−日本のファンはアンディのパフォーマンスは目にしたことがありますが、ミカエルの歌う姿は見たことがありません。ライブの経験は多い方ですか?

M:スウェーデンでは今までカヴァー・バンドなどを含め常にツアーをやってきたよ!だからLADでも是非ツアーを実現させたいんだ!


−是非、期待してます!最後に日本のファンへそれぞれメッセージをお願い致します。

M:いつもありがとう!日本のファンは素晴らしく本当に感謝しているし、圧倒されたよ。だから、日本公演では僕のセクシーで熱いパフォーマンスを見せると約束するよ(笑)!

A:じゃあ、僕もミカエルのセクシーな動きを期待しようかな(爆) また日本で会えるのを楽しみしているよ!いつも本当にありがとう!!

「SATURN SKYLINE」

LAST AUTUMN'S DREAM


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