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来日公演、お疲れ様でした。今回はCHILDREN OF BODOMとのカップリングと言うことで、前回、前々回よりもたくさんのお客さんが来てくれましたね。

ビョーン:凄く良かったよ!今までのツアーは割りと小さめのクラブを回ってたわけだけど、今回は会場のキャパシティが1600人規模ということで人も多かったし僕たちのファンも増えていると言う傍ら、今回はCHILDREN OF BODOMが一緒だったからね。メロディック・スピード・メタルとかパワー・メタルとか聴いている人たちにも僕たちの音を聴いてもらうことが出来たんじゃないかな。

今回の来日公演はSOILWORK/CHILDREN OF BODOMという日本でも人気のあるバンドが一度に観れるという形で、ファンにとっては大変喜ばしいツアーでしたが、プレイしている側から見てどう思いましたか?

ピーター:僕らにとってもいいチャンスになったよね。CHILDREN OF BODOMも日本で成功しているバンドだし、今回のカップリング・ツアーは「No」という理由は何もなかった。彼等は成功しているだけじゃなくて、凄くいい連中だよ。前からツアーしたこともあるからお互い知っている仲だったしね。そういう点でやりやすかったし、とても楽しめたよ。

オープニング・アクトということで、50分だけのショウでしたが、もっとやりたかったという物足りなさがあったんじゃないですか?

ビョーン:そうだよね、2度目の来日の時は単独公演だったから90分間やって、きつかった部分もあったけどやっぱり日本のファンには出来るだけ聴いてもらいたいという気持ちもある。だから出来るだけ近いうちに戻ってきて、フルケースのショウをまたやれたらなと思っているよ!

最新アルバム「FIGURE NUMBER FIVE」は新規のファンを獲得することに成功したアルバムだと思いますが、過去の公演と比べてオーディエンスの反応はどうでしたか?

ピーター:それがあるから日本まで来る意味があると言うわけで、今まで応援してくれたファンも大事にしつつバンドとして成長していく為には新しいファンをどんどん獲得していきたい。そのために実際日本に来てプレイを聴いてもらうということだから、今回はそういう意味でも凄く充実していたよ。

今回の日本公演で一番手ごたえのあったショウはどの公演でしたか?

ビョーン:比較は難しいね。今回どの公演もソールドアウトということもあるしね。必ずしもそうではないけど、大抵は大勢集まってくれた会場の方が楽しいということもあるし・・・やっぱり東京公演は1600人規模がソールド・アウトというショウだったからね。あと、大勢のオーディエンスが一緒に曲を歌ってくれていたことは見ていて凄く嬉しかった。そういった意味では、東京のショウが印象に残っているかな。

前々回のショウでお客さんが合唱するのを見て、4thアルバム「NATURAL BORN CHAOS」を作る上でインスパイアされたと聞きましたが、今回のツアーでお客さんが「Rejection Role」や「Figure Number Five」を一緒に歌う姿を見て、自分達の曲作りがファンに伝わったと自分達でも思いますか?

ビョーン:そうだよね、びっくりしたよ。自分達の声とか演奏が聞こえないくらいオーディエンスの声が大きかったからね。その通り、前々回のツアーにおいてオーディエンスが一緒に歌ってくれたのは凄く嬉しかったし、僕ら自身も楽しめるから“一緒に歌えるアルバムを作ろう”という意図があった。みんなで歌うのに適しているメロディをクールなリズムに乗せて聴かせるという手法を教えてくれたのは日本のファンだったからね!

AL「FIGURE NUMBER FIVE」の楽曲をライブではCDより速いテンポで演奏していましたが、これは意図的ですか?それともプレイをしていて自然にこうなったのですか?

ピーター:そう、それがライブってもんだよ。ライブをやっているとアドレナリンが駆け巡って、ついつい速くなってしまう。ライブをやるにあたって、やっぱりCDでやるようなクリックを使ってプレイするんじゃああいうノリっていうのは出ないんだよね。

来日する前は韓国でプレイしたり、ジャパン・ツアーの後にはオーストラリアに行きますよね。ヨーロッパやアメリカ以外でプレイするというのは何か違うものがありますか?

ピーター:僕達としてはターゲットを絞って活動していこうとは思っていない。メタル・バンドには一つのところに焦点を絞って活動するバンドが多いけれども、SOILWORKがそれをしてこなかったからこそ今の僕達があると思っている。メタルのスタイルはたくさんあって、自分のスタイルに合った狙いどころはここだと決めて活動する人達もいるんだけど、それは意味がないと思う。どこに行っても受け入れてくれる人はいると思うんだ。例えば、今回のツアーでもギターソロが少なくなっているからどうなのかなっていう不安が少しはあったんだけど、かたやコーラスが今までのアルバム以上に一緒に歌えるものがあるということで実際には皆がそれを受け入れてくれたわけだ。だから自分達が好きだと思う曲を作ることが大事なんだと改めて確信したよ。自分達が好きなことをやった上で、それを皆が気に入ってくれたのならそれは「おまけ」って感じなんだ。

7月にIN FLAMESとアメリカ・ツアーをやっていましたね。今後アメリカという国を視野に入れて活動していくと思いますが、アメリカのファンはそういうスウェディッシュ・メタルに対してどういった反応を見せていますか?

ビョーン:確かに、アメリカでのファン・ベースは増えてきているのは確実だよ。だからといってアメリカに特別力を入れてっていうつもりはない。今回はIN FLAMESと一緒だったんで会場が凄く大きいところばかりだったから、たくさんのオーディエンスの前でプレイできて良い経験になった。もちろんIN FLAMESを見に来たファンの方が多かったんだけど、SOILWORKというバンドを初めて観てくれてしかも気に入ってくれたという人達も凄く多かったんだ。

今後またアメリカでのツアーの予定はありますか?

ビョーン:一応希望なんだけど、もう一度秋にやりたいなって思っている。誰と一緒にツアーをするとかいったことはまだ決まってないんだけど、秋に出来れば良いね。もしくは来年の頭にまた改めて、ということも考えているよ。

現在のアメリカでスウェディッシュ・メタルに影響されてメタルをプレイし始める若い人たちが増えていますが、それについてはどう思いますか?また、自分達が影響を与えているという実感はありますか?

ピーター:僕としてはこれは誉め言葉として受け取るよ! ヨーロッパのバンドがアメリカでブレイクする、というか興味をもってもらえるということ自体難しいんだ。そういった現状の中で、これだけ注目されているというのは鼻の高い思いだ。バンドで言ったらKILLSWITCH ENGAGEやSHADOWS FALLといった連中は決して僕達のやっていることを盗んでいるんじゃない。あくまでスウェディッシュ・メタルにインスピレーションを受けて自分達が育ってきた音楽・・・・例えばハードコアとか、そういった要素を織り込んでやっているという点で個人的には好きなんだ。実際良いバンドもたくさん出てきているし、良いことなんじゃないかな。

今回のアメリカ・ツアーからドラマーがリチャード・エヴェンサンドに変わりましたが、前からリチャードとは知り合いだったのですか?どういう経緯でSOILWORKに入ったのですか?

ピーター:僕としては前から彼のドラム・プレイには馴染みがあったんだ。というのも、スウェーデンでお互い共通の知り合いがいたので彼の参加しているCDも聴いていたし、人間的には知らなかったけどプレイは知っていた。ヨーロッパでIN FLAMESとPAINでツアーを回った時初めて会って、向こうからSOILWORKのファンなんだと言ってくれたんだよ! でもその時はそのまま話が終わってしまって特にどうこうということはなく、ただ連絡は取り合っていたんだけど、その後ヘンリー・ランタが辞めるという事態になって「じゃあ誰を入れればいいんだろう」ということでバンドで話し合ったんだ。とにかく凄くうまいドラマーじゃないといけないな、って。そこでリチャードのことを思い出したんだ。日ごろから連絡を取り合ってたし、彼に連絡をしてみて「どうトライしてみる?」って聞いたら、いいよってことになった。で、実際やってみたら凄くうまくいった! 何しろ超タイトなドラマーだし、音を絶対に外さない。彼はプレイするのが大好きでツアーも大好きで、パーティも大好きなんだ。一緒にいて楽しいっていうのも彼の魅力だね。

辞めてしまったヘンリーはツアーするのが嫌だった言うことですが、リチャードにはそんな心配はいらないですね?

ビョーン:そうだね、特に最近のツアーではヘンリーはツアーに出ることを好まなくなっていた。実際ツアーというのは時には非常に辛いものだし、決して楽な仕事じゃないから。ヘンリーとしては地元でじっくり取り込めるような仕事をしたいということで、それとアメリカ人の彼女との結婚ということも控えていたからね。でも僕等としては彼の決断を尊重しているよ。逆にさっきも言ったようにリチャードはツアー大好き人間だから、その辺は全く心配はないね。

ピーターは前々からプロデュース業に興味があるといっていましたが、今後何かプロデュースをする予定はありますか?

ピーター:やっぱり、ツアーを終えて地元に帰った後も何か音楽をやっていたい。人に言わせれば何かサイド・プロジェクトをやればいいということになるんだけど、僕としては他のバンドと関わってそいつらが持っているものをより強化して、いいサウンドにしてやるといった仕事の方がやりがいがあると思っているんだ。一番最近だと前回一緒に来日したCONSTRUCDEADを手伝った。僕としては彼等のもっているポテンシャルを大事にしてあげたいと思うから、実際には出来上がってみないと僕の方からどういった感じになるとは言い切れないけど、将来は絶対こういう仕事をやっていくんだろうなとは思っているよ。

ビョーンはTERROR2000で来日したばかりですが、その時と比べて今回の来日公演はどうでしたか?

ビョーン:そうだね、TERROR2000で来たときはあれが全くのギグ・デビューだったということで僕らとしても特別なものがあった。もちろん音楽的にもやっていることが違うし、TERROR2000はもっとストレートな音楽性ということでオーディエンスもやっぱりアメリカのオーディエンスがモッシュしているような光景が日本でも見られて凄くクールだったよ! TERROR2000は元々プロジェクトというつもりでやっていたんだけど、日本に来るという所までになってしまって・・・あの時は気持ちの面でも特別なものを感じていた。だから今回とは少し勝手が違ったね。

今回来日記念盤として1stアルバム「STEELBATH SUICIDE」が再発されましたが、今の時点であなた達にとって1stアルバムとはどういった存在ですか?

ピーター:うーん、僕の好きなアルバムの中には数えられないね。デビュー・アルバムとしては悪くはないと思うけど、まだ当時は自分達でサウンドを模索してるところがあった。そういった感じが表に出てしまっているアルバムだね。まぁ、そうは言っても誇りには思っているよ。

ピーター:そうだね。あの時は自分達のアルバムが出せたというだけで特別だったし、それがあって今まで4回も日本に来ていることを思えば、やっぱり誇らしく思える作品だよ。

次のアルバムは「FIGURE NUMBER FIVE」の延長線上になるのでしょうか?

ビョーン:そうだね、基本的には同じ路線になると思う。ただ、毎度の事ながらそこには何かしらの進化が見られるアルバムになるよ。ボーカルにももっと工夫を凝らして、あとバンドでのリハーサルに力を入れたい。とにかく凄くいい作品になるという自信だけはあるよ!

前作ではデヴィン・タウンゼンドがプロデュースをし、今作も依頼はされたようですが結局デヴィンの都合が悪く出来なかった為自分達でプロデュースしたと聞きました。それが成功したということで、次作でも自分達でプロデュースするつもりでしょうか?

ピーター:今回のアルバムの音の良さに関しては、自分達だけでやったと言い切れない部分がある。要するに技術的な部分で手伝ってくれた人が何人もいたから。僕達が音を指定してそれを再現しくれたテクニシャンがいるわけだし。中でもドラムを担当しくれたダニエル(ベルグストランド)とは次回も是非やりたいと思っている。彼のおかけで今回はベストなものが録れた。デヴィンに関しては実は数ヶ月前バンクーバーで会う機会があって、その時にビョーンと三人で話をしたんだ。向こうも是非次作もやりたいと言ってくれてはいるんだけど、デヴィンも俺たちも忙しいからお互いのスケジュールがピッタリ合わないと実現は難しいんだけどね・・・それは様子を見てみないとよくわからないな。

今回CHILDREN OF BODOMの名古屋公演がキャンセルになってしまいました。自分達だけやって、ヘッドライナーのショウがないというのはどう感じましたか?

ビョーン:僕等がステージに上がっている時はその事情を全然知らなかったんだ。だから自分達が通常通りプレイしてホテルに戻った後に人から聞いて驚いたんだよ! だから全然何も分からないままプレイしてしまったんだけど、東京のショウではプレイできて良かったと思うよ。

―そういったことはよくあるのですか?―

ピーター:いや、そうあることじゃないよ。キャンセルというのも単純な理由で決まるということではなくて、やるって言った以上は金銭的な問題も絡んでくるし、来てくれた人の為にプレイしなくてはいけないというある種の義務もあるわけだからね。そうそうキャンセルできるものではない。それだけにアレキシが自分がプレイできなかったことで彼がいかに腹を立てているか、悲しんでいるかというのが凄く分かるよ。アレキシは日本が大好きで日本の為に生きてる人のようなものでもあるから、彼の気持ちはすごく良く分かる。こういうことはめったにあることじゃないし、他のバンドと組んでツアーするときにはキャンセルなんてそんなに簡単に出来るもんじゃない。すべきではないんだけど、そうせざるを得なかった状況はよく判るんだ。

今後の予定を教えてください。

ビョーン:これからオーストラリアへ行って、その後はアメリカ・ツアーということになるね。そういう形で今回のアルバムを出来る限りプロモーションして、一段落したら新作に取り掛かることになると思う。来年の夏にはそれを引っ提げてフェスティヴァルへの参加ということになっていくんじゃないかな。

ピーター:来年にはヨーロッパでのヘッドライナー・ショウを計画している。今までヨーロッパでは成功しているにもかかわらずヘッドライナーのショウはなかったんだ。規模は少し小さくなると思うけど楽しみだよ!

日本のファンへのメッセージをお願いします。

ビョーン:いつものことだけど、とにかく楽しかったよ。近いうちにまた日本に戻って来たいね。ショウに来てくれた人に本当にお礼を言いたい。ありがとう!

ピーター:今回のツアーは過去4度の来日の中でもベストだった。そういう旅にしてくれたファンのみんなにお礼を言いたい。ファンの反応が今までの中で最高だったからね!




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