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| Supported:Wood Bell Translator:永田由美子 |
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| ――本サイトROCKS ON THE ROAD初登場という事で、バンドを結成した年など、簡単なバイオグラフィーからお聞きしたいのですが。 JAPE: バンドを結成したのは、90年代中頃だったんだけど、当時はTO/DIE/FORではなくMARY-ANNというバンド名で活動していた。でも99年にSPINEFARM RECORDSとレコード契約を交わした時に、バンド名が良くないと(レコード会社側に)言われたんだ。それでデビュー・アルバムのリリースに合わせて、バンド名をTO/DIE/FORに変えた。今いるメンバーで、最初からいたのは、僕とJ.P (Sutela)とMika。JoseyもMARY-ANN時代から参加していたんだけど、その後ちょっとの間脱退して、それからまた戻ってきたんだ。他にも細かいメンバー・チェンジを得た後、来日直前にはANTTI(アンティ)が加わった。J.Pが仕事の都合で、一緒に来られなかったからさ。でも今回だけだよ。別に彼はバンドを脱退したわけではないんだ。 ――元々はどういったメンバーが集まって、どんなサウンド・ビジョンを持ってバンドを結成したのですか? JOSEY: 当時はもっとグラム・ロック・バンド〜ストリート・ロック・バンドっぽい印象が強かったね。 JUSKA: あの頃と比べると、音的には、よりソフトになったと思う。キーボードも昔はもっとプログラミングを多用していて、ガガガーッという感じだったけど今はもっとソフトになったと言うか、レトロな感じになったね。意識的にそのようにプレイしている。その方が今のこのバンドに合っていると思うんだ。 JOSEY: 今回のアルバムでは、これまでの作品と比べて、肩肘張らずに、よりナチュラルなサウンドに仕上がっていると思う。 ――TO/DIE/FORのサウンドは、哀愁のメロディーとJAPEの独特な声が看板になっていますが、JAPE自身が影響を受けたシンガー及びソングライターは誰ですか? JAPE: そんなの、いないよ(笑)。いや、真面目な話、すぐには思いつかないね。でもそうだなぁ・・・敢えて言えば80年代のシンガーが好きだな。キム・ワイルド、デュラン・デュラン、ディペッシュ・モード・・・あの辺だね。 ――今回のアルバム「IV」で4作目になりますが、アルバム・リリース毎にライヴ・ツアーを常に行なっていたのですか? JAPE: 3枚目の「JADED」の後だけは、ヨーロッパ・ツアーはしていない。それ以外の時は、その都度やっている。 ――それは会場のキャパ、ライヴの本数などどのくらいの規模のものだったんですか? JOSEY: 小さな会場でも演っているし、大きな会場でも演っている。規模はその時々によるね。フィンランドやフランスでは、大規模な野外フェスティヴァルに出場したこともあるし、逆に小さなクラブでプレイしたこともある。 JUSKA: メキシコでは、約1300人もの観客が集まってくれて、凄く盛り上がったので、印象に残っている。 JOSEY: 本数を合計すると、200本くらいになるかな。 JAPE: このラインアップでは50本くらいやったと思う。 ――2003年に前作「JADED」を発表した後、活動を休止したようですが、どのような理由でそうなったのでしょうか? JAPE: 当時いたメンバーと色々と面倒なトラブルに見舞われたんだ。それで6ヶ月くらい活動を休止していた。 JOSEY: 新しいメンバーを加えてこのラインアップになったのも、そういったトラブルがあったからなんだ。 ――TO/DIE/FORの復活を待ち望んでいたファンもいると思いますが、彼等に伝えたいことはありますか? JUSKA: もう心配することはないからさ。それに活動を休止していた間ずっと練習は続けていたから、プレイも上達したと思っている。人間、色々な経験を積むと、それだけ成長するものだからね。まぁ、こういうバンド内のトラブルに限らず、例えば恋愛でも何でも何か大きなことを経験すると人間って変わるだろう! JOSEY: 新しいメンバーは自分達のプレイやスタイルを持ち込んでくるから、そういう意味でバンドのサウンドも自然と変わってくるんだ。このバンドの場合、歌詞はJAPEが書いているから歌詞の内容や雰囲気が変わることはないけど、プレイ・スタイルは各々に異なるから今回のメンバー・チェンジによってそれがより良い方向へいくことを願っているよ。 JUSKA: TO/DIE/FORはダークでコミカルさのないゴシック・バンドから、よりロック色の強いバンドに成長していると思う。 ――新しいメンバーを簡単にご紹介頂けますか? JOSEY: 僕はベーシストのJOSEY。31歳。けっこう年を食っている(笑)。TO/DIE/FORの前は、NEW DAWN FOUNDATIONや、その他にも色々なバンドに在籍していたけど、その殆どは無名のフィンランドのバンドさ。それから何だろう…音楽以外の趣味は殆どない。あっ、今は剣道に夢中になっているんだ! SANTTU: 僕はSANTTU。ドラム担当の27歳。このバンドに入る前は、NEW DAWN FOUNDATIONにいた。以上!(笑) JUSKA: 僕はJUSKA。現在27歳、もうすぐ28歳になる。このバンドがMARY-ANNと呼ばれていた頃、一時期在籍していたことがある。それからHIMとNEW DAWN FOUNDATIONにもいた。 ――復活に続いて、日本初来日も実現しましたが、今のお気持ちはいかがですか? JOSEY: まずは会場がとても気に入った。あそこにいたテクニシャンも、みんな凄腕揃いで感動したよ。会場が殆ど満杯だったのも、凄く嬉しかったね。 JUSKA: あぁ、テクニシャンは素晴らしかったね。ライティングもモニターも最高だった。 JOSEY: 僕は凄く緊張していたけど、一旦ステージへ上がったら、大丈夫だった。 JUSKA: 僕は大丈夫なんかじゃなかったね。だからパフォーマンスには不満が残っている。もう反省点だらけだよ(苦笑)。 JOSEY: 僕は満足しているよ!(笑) JUSKA: まぁ、初来日としては悪くはなかったけど、でもやっぱり反省点だらけだなぁ(笑)。TO/DIE/FORとしても、最高のパフォーマンスとは言い難い内容だったと思う。でもまぁ楽しかったよ。 ――日本のオーディエンスはいかがでしたか? JOSEY: とても温かく、自分達を迎え入れてくれて、凄く感動した。 JUSKA: 可愛い女の子がたくさん来ていて、僕は心臓が止まりそうだった!(笑) ――今回、同郷のTWILIGHTNING、ENSIFERUM、KIUASと一緒の来日でしたが、彼等とは元々面識はあったのですか? JOSEY: フィンランドのミュージック・シーンは非常に小さいから、大概の人とは、自然と何処かで会ったことがあったり、前々から知り合いだったりはする。 ――新作「IV」についてお聞きしたいのですが、ソングライティングはいつぐらいから始めたのですか? JAPE: 昨年の夏から始めた。 ――新しいメンバーが決定する前から書き始めていたのですか? JAPE: いや、このラインアップになってからさ。 JOSEY: JUSKAが書いたナンバー以外はね。 JUSKA: あぁ、あれは4年くらい前に書いたナンバーなんだ。 JOSEY: 歌詞の大部分は、JAPEが書いているんだけど、アレンジはみんなでやっている。 JAPE: みんな、自分達のパートは自分達で書いている。 JOSEY: そうだね。例えばベース・ラインは僕が作るんだ。今回新しいメンバーが入ったことで、サウンド的に少しだけど、変わったと思う。これからはもっとその辺がはっきり見えてくるだろうね。 ――新作のサウンドは、ゴシック“メタル”ではなく、より“ロック”的な要素が強くなっているような気がしました。これは意図したことなのでしょうか? JOSEY: あぁ、意識的にやった。パフォーマンスでも、そういう雰囲気が出せるようにしているんだ。 JUSKA: 黒くて長いコートにヘヴィなメイクという、ダークなイメージは勘弁だからさ(笑)。 ――その証拠に、U2のカヴァー「New Year’s Day」がアルバム全体に良く馴染んでいて、原曲を知らなければ素直にオリジナル曲だと思いますよね。 JAPE: あの曲をカヴァーしようと言ってきたのは、SANTTUだったんだ。 SANTTU: 4歳年上の兄が、ずっとU2のファンだったのさ。 JOSEY: 僕の姉妹も彼等の大ファンでさ、出来上がった音を聴いて“最高だってさ!あなた達らしい音に仕上がっている”と褒めてくれたよ。 JAPE: 将来、逆にU2がTO/DIE/FORの曲をカヴァーしてくれたら、面白いのにな(笑)。 JOSEY: ボノ、電話、待ってるぜ!(笑) ――同時に、他のオリジナル曲のクオリティーが非常に高い証拠だという見方も出来ますが、ご自身でも新作の楽曲にはそうとう自信があるのでは? JOSEY: そうだね、でも“NO TURNING BACK”はもっとヘヴィにすべきだったと思う。 MIKA: 少なくともギター・パートはもっとヘヴィであっても良かったね。デモ・テープはもっと前に作ってあったんだけど、それに比べれば、実際にリリースされた作品は、内容的に充実していると思うけどね。まぁだから、この曲以外に関しては、僕は大方満足している。 JOSEY: 僕のベース・ラインがちゃんと聴こえているから、個人的には言うことなしさ(笑)。 JUSKA: サウンド面で言えば、スタジオ内にピアノがなかったから、ちょっと残念だったな。 ――どの曲も胸を締めつけるほどに、もの哀しく美しいメロディー・ラインを持っていますが、アルバム全体にコンセプトはあるのでしょうか? JUSKA: 特にこれと言ったコンセプトやストーリーはないんだ。 JOSEY: とにかくダークな世界を描こうと思った!(笑) JAPE: 2004年は、僕の人生始まって以来の、最も悪い年だったんだ。だからその雰囲気がアルバム全体に漂っているんだと思う。 ――中でも「Lies (For Fools)」は、アルバム中で最も悲しいメロディーを持っていると感じましたが、この曲はどんなことを歌っているのでしょうか? JAPE: ある特定の宗教の信者について歌ったナンバーなんだ。自分は神の子で、他の誰よりも偉いと思い込んでいる連中についてさ。 ――他にも宗教について歌っている曲があるそうですが、具体的にはどの曲ですか? JAPE: 2曲ある。“LIES (FOR FOOLS)”と“CHAOTIC ME”。 JOSEY: 宗教にのめり込んでいる人々と付き合わなければならなかった、JAPEの哀しい過去にまつわる歌なんだ。 JAPE: 実は僕、ある宗教の熱心な信者の両親の元に生まれた、可哀相な男なんだよ(苦笑)。 JOSEY: レスター教といって、フィンランドで生まれた独特な宗教なんだ。 JAPE: みんな狂信的な信者、馬鹿げた連中さ。この世から消えて欲しいと思うくらい、僕は彼等が大嫌いなんだ。 ――人間社会では、宗教問題が原因で大きな争いに展開するケースが今も昔も絶えないですが、このことについてはどう思いますか? JOSEY: ほんと、今も昔も、戦争や紛争の多くは、金か宗教絡みだったよな。 JAPE: まるで馬鹿げた話だ。 JUSKA: 誰が何を信じるかは、個人の自由だから別に良いんだけど、それにひどくのめり込み、互いが歯向かったり争ったりするのは、まるで馬鹿げたことだと思う。 JAPE: 例えば僕がサンタクロースを信じ、JUSKAが信じていないとする。だからと言って、僕がJUSKAを殺すか? 馬鹿げた話さ! JOSEY: JUSKAはイースター・バニーの信者で、JAPEはサンタクロースの信者、だから殺し合うことにしました…なんて、そんなの、ひどく愚かな話だろう? ――新作「IV」に対して、本国及び日本以外の国での反応はいかがですか? JOSEY: 本国に関して言えば、特にラジオ番組の反応が非常に良いんで、凄く嬉しいよ。 JAPE: 日本以外の国での反応は、まだ把握していないんだ。どうなんだろう。 ――同郷にはENTWINEやCHARON、HIMなどゴシック・メタル/ロックをプレイするバンドが多いですが、フィンランドではこの手のサウンドは人気が高いのですか? JUSKA: 非常に人気があるね。それも、似たようなタイプの音を演っているバンドが多い。まるっきり同じことを演っているとまでは言わないが、でも音的には似通っている。 ――彼等のサウンドとTO/DIE/FORのサウンドとの違いは、どのようなところにあると思いますか? JUSKA: 僕達の方が、よりロック色が強いと思う。特に最近はそう。 JOSEY: TO/DIE/FORの方が、80年代ロックの影響が前面に出ている。カッティング・クルーやペット・ショップ・ボーイもプレイしているからね。 ――フィンランドにはSTRATOVARIUSやNIGHTWISH、SONATA ARCTICA、CHILDREN OF BODOMなど、日本でも人気のあるバンドがたくさんいますが、フィンランドの主流の音楽はヘヴィ・メタルなのですか? JOSEY: チャートの上位に入っているのは、ポップ・ミュージックさ。フィンランド版ジャスティン・ティンバーレイクみたいな連中だよ(笑)。殆どみんな、フィンランド語で歌っている。 JAPE: でもメタル・ミュージックも根強い人気を誇っているけどな。 JUSKA: NIGHTWISHとSONATA ARCTICAは、特に人気があるね。
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