2ndアルバム「SKIN」をリリースしたWESTWORLDのトニー・ハーネル、マーク・リアリの来日インタビュー!!

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 新作「SKIN」をリリースしてから1ヶ月経ちますが、リリース後の反応はどうですか?

マーク・リアリ(以下M):非常にポジティヴな反応が返ってきているよ。ファーストの時も、僕らが思ったよりも良い反応が返ってきて驚いたんだけど、この2作目も100%全開って感じだね。ずっとこの調子でいきたいね。

 アルバム・タイトルの「SKIN」にこめられた意味はなんですか? また表・裏ジャケットとタイトルとに関連があるのですか?

トニー・ハーネル(以下T):ジャケットは表も裏もマネキンの写真だ。これは僕が撮った写真で、モダンでゴシックな感じが気に入ったから使ったんだ。アルバム・タイトルは、もともと「スキン」という曲があって、曲も詞の内容も気に入っていたので、それをタイトルにしようと思ったんだ。外見や容姿で人を判断してしまったり、見せかけだけの美しさに惑わされてしまうこともあるけど、人間どうし心と心で触れ合うのが大事なんだという意味だよ。

 どの曲も叙情的なメロディーを持ち、人の心の奥に訴えかけるような力を持っています。歌メロは全てトニーの担当ですか?曲作りのプロセスを教えてください。

T:歌メロに関しては90%は僕が作っている。ただ「リンボー」と「アンイージー」は最初にマークがアイディアを出して、それを2人で発展させていったんだ。とくに「リンボー」は当初のアイディアからはだいぶ変わったものになった。曲作りのプロセスは、だいたいまずマークがベーシックとなるコードのアイディアを持ってきて、それに僕がメロディを乗せていくんだ。そうすると、マークがさらにそれを膨らましてくるんだ。

M:そうだね。トニーがメロディを乗せていくうちに、また別のパートが頭の中でひらめくんだ。

T:そうやってお互いアイディアを交換しながら作っていくんだ。

 全体的にスロー・テンポの曲が多く、しかもギター・リフやAメロはヘヴィーなものが多いですよね? これは意図的にこういったアレンジをしているのですか?

T:とくに意識したわけではなかったけど、出来た曲がそういう風になったんだ。でもヘヴィにしたいという気持ちはあったね。1980年前後だとヘヴィというと、速い曲というイメージがあるけど、今の感覚ではこのぐらいのミディアム・テンポの曲の方がよりヘヴィに聞こえるんじゃないかな。

 
「Limbo」は大変美しいメロディーを持った名バラードですが、歌詞はトニー自信のことを歌っているのですか? 凄く深いメッセージがありそうですが?

T:まあ、この曲に限らず僕が書いた詞というのは、僕自身の経験かまたは僕のまわりの人の経験というのがもとになっている。でも、そんないろいろ分析したりしながら書くわけじゃなくて、そのとき思ったことや、感じたことを書くようにしている。だから、もし違うときに書いていたら、まったく違う歌詞になっていたかもしれないね。

 
日本盤ボーナス・トラックの「Elastic」は唯一、終始明るい雰囲気を持つメロディアスな佳曲ですがこういったタイプの曲は他にもあるのですか? 日本のファンはこの曲をとても気に入っていると思いますが、トニーとマークはそれぞれこの曲についてどう思われますか? 

M:確かにメジャー・キーだし、他の曲よりも明るめの曲だね。昔のTNTっぽい雰囲気もある曲なんでボーナス・トラックにふさわしいと思ったんだ。

T:詞の内容も気に入っていて、“エラスティック”という言葉は“伸び縮みする”というような意味なんだけど、人の心もいろんな方向に向かっていくけれども、最終的には幸せを求めて行くという内容なんだ。

 
アラニス・モリセットの「Uninvited」は雰囲気が本作に凄くあった選曲だと思います。 この曲を選んだ理由を教えてください。

T:まずこの曲が大好きだったし、この曲ならバンドでうまくプレイできると思ったんだ。

M:アルバムの雰囲気に合っているというのは、結果的にそうなったということだと思う。このアルバムの曲にはオリエンタルなテイストを持った曲が多いし、この曲もそういうテイストを持っていると思う。

T:でも、もしかするとこの曲をプレイしたことで他のオリジナル曲にも影響を与えたのかも知れないね。

 
当初1枚のみのプロジェクトとして始めたそうですが、こうして今後も続けていくと言うことでお互い(トニーとマーク)よほどの意気投合があったのでしょう。 ミュージシャンとして、また人間としてお互いのことをどう思われますか?

M:トニーと出会う前からTNTのトニーは好きだったし、ヴォーカル・スタイルも気に入ってたんだ。TNTのメロディアスな曲にヘヴィなギターが絡むというスタイルも好きだったね。あとRIOTでもそうだけど基本的にいいシンガーと一緒にやりたいという気持ちがあるから、トニーは適任だし、WESTWORLDとしてもうまくいってるんだと思う。

T:マークは本当に素晴らしい人間で才能もあるし、なによりとても一緒にやりやすい。変なプレッシャーなんかを気にすることもなく、やりやす過ぎるくらいだよ。

M:ロック・ミュージシャンの中にはクレイジーでエゴ丸出しの人もいるけど、僕らは本当にいいものを作ろうという共通の意思があるからうまくいってるんだ。

 
ブルーノもDANGER DANGERで素晴らしいメロディーの数々を書いてきたソングライターですが、バンドとして活動していくことによってブルーノもソング・ライター・チームに加わる可能性はありますか?

T:いや、ないだろう。彼は僕とマークが曲を作ることでWESTWORLDの音楽性やスタイルが確立されていると思っているから、今回の曲作りにも参加しなかったんだ。でも、彼が作る気になったら次のアルバムの曲作りに参加するんじゃないかな。

 
本格的なバンドとしてWESTWORLDの活動を進めていくそうですが、今後の予定を教えてください。またTNTとRIOTの現況と今後の予定をそれぞれ教えてください。

M:ドラムのボビーが12月までハルフォードのツアーがあるから、1月くらいからニュー・アルバムのレコーディングをはじめて、5月くらいにリリースできるといいね。

T:TNTに関しては今は何も言えないんだ。でも、もしTNTとしての活動をしないことになってもソロ・アルバムを作りたいね。

 
どうもありがとうございました。 是非日本でのライブを実現させてください。

M:日本でライヴをするのが楽しみだよ。何よりもWESTWORLDとして日本でライヴをできることが嬉しいね。

T:12月のライヴはキーボード&ヴァイオリンのマーク・ウッドも一緒に来るから、どんなステージになるのか僕らも今から楽しみだよ。あとTNTとRIOTの昔の曲もプレイするかもしれないから、楽しみにしててくれよ!


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