|
シンフォニック・ハードロックのクイーン、LANA LANEのバラードを集めた作品第2弾!!! 今年前半にリリースしたスタジオ作の「SECRETS
OF ASTOROLOGY」は新たなメンバーを迎え、ヘヴィ・メタル色の強いシンフォニック・ロック作品だったが、本作は98年リリースの「BALLAD
COLLECTION」のパート2でLANA LANEの繊細な音楽を全編で堪能できる作品だ。 しかも即発曲のリメイクやカバー曲を中心とした企画アルバムだったパート1に対して本作は、オリジナル5曲とカバー曲8曲の13曲の新曲が収録されている。 本作でのレコーディング・メンバーはラナとエリクはもちろんのこと、ニール・シトロン、マーク・マクブライト、ドン・シフ、トニー・フランクリンのおなじみメンバーに加えグレッグ・エリスとラナの実兄のグレッグ・フェルプスがコーラスとアコーディオンで参加し、それぞれ味のある素晴らしいプレイを聴かせてくれる。
カバー曲はエルトン・ジョン、ダン・フォーゲルバーグ、クロスビー,スティル&ナッシュ 、トム・ウェイツ、スーパートランプなどのカバー。 今までにも様々なアーティストの曲をカバーし、そのどの曲もLANA
LANEサウンドに仕上げてしまってきたが本作でも見事に自分たちの色に塗りかえ、古い楽曲たちをLANA LANEの曲として現代によみがえらせている。 それはラナのシンガーとしての表現力の豊かさと、ハモンドやメロトロンなどの音色を使いアレンジを加えたエリクのプロデューサーとしての才能があるからこそだろう。 ジャズのスタンダードの「Autumn
Leaves」では貫禄を見せ、トム・ウェイツの「Innocent 〜」ではぬくもりのある暖かい歌声を披露するラナの表現力には圧倒され、雄大な「Nether
Lands」、ラナと実兄のグレッグの絶妙なハーモニー「Critical Mass」から「Wind On〜」へ流れるアレンジも聴きもの。 そして一番の聴き所はオリジナル曲の4,5,6(メドレー形式になっている)は、LANA
LANEの持つ平和的で暖かい音楽の部分が凝縮した大作。
バラード集とはいえど、これだけバラエティに富んだ表現力/アレンジを持つ曲で構成された本作は、一枚のオリジナル・アルバムとしての価値を十分に持った深〜い作品だ。 幅広い年齢層にアピールし得るHR/HMアーティストには数少ないアルバム。
M.H |
 |