SOILWORK
JAPAN TOUR 2002 with
CONSTRUCDEAD
on July 18th 2002 at 渋谷クラブクアトロ

オープニング・アクトにメロディック・デスの新星CONSTRUCDEADを従えた来日公演最終日!



協力:サウンドホリック
photos by:Yuki Kuroyanagi

SOILWORK's SET LIST〜
1.Follow The Hollow
2.Final Fatal Force
3.Needlefeast
4.Chainheart Machine
5.As We Speak
6.The Analyst
7.Natural Born Chaos
8.The Bringer
9.Structure Divine
10.The Flameout
11.Song Of The Damned
12.Like The Average Stalker
−encore−
13.Kvicksilver
14.Millionflame



CONSTRUCDEAD's SET LIST〜
1.Intro〜God After Me
2.My Undying Hate
3.I've Come To Rule
4.Repent
5.As Time Bleeds
6.Moral In Corrosion
7.Metamorphosia




 奇才デヴィン・タウンゼンドをプロデューサーに迎えた新作「NATURAL BORN CHAOS」を引っさげて、SOILWORKの1年ぶりの来日公演が行われた。 今回はこちらもデビュー作がリリースされたばかりのメロディック・デス・メタルの新星CONSTRUCDEADがオープニング・アクトを務めるということで、多くのファンがクラブクアトロに集まった。



 まずそのCONSTRUCDEADだが、デビュー・アルバムにおける楽曲の良さ故にか、多くのファンから注目を浴び想像以上の盛り上がりを見せた全7曲だった。 堂々としたパフォーマンスを見せながらもシンガーがなぜかステージの中央から左よりの位置に定位置をおいていたり、ベースの音がやたらと大きくサウンドのバランスがあまりにも悪かったりと問題点もあるが、アルバム通りの「God After Me」からスタートし「Moral In Corrosion」ではなんとSOILWORKのビョーンが登場し、両ディストーション・ヴォーカルの掛け合いが見られるなど、なかなか見応えのあるショウを展開してくれた。

 各人安定した技量を持ちながらも、注目すべきはやはりTERROR2000のドラマーでもあるエリク・サイシーリアスのドラミングだ!! サウスポー・ドラマーに希にみられる、ハイハットを左手で刻むスタイルでパワフルながらも終始安定した高速ドラミングを披露しバンドの核を支えていた。 ショウの後で彼への声援が多く飛んでいたのも理解できる。



 そしてメイン・アクトのSOILWORKがオーディエンスの大きな声援で迎えられた。 新作のオープニングのテープが流され、アルバム通り「Follow The Hollow」でスタート! 自分の聴いていた位置が悪いのか(?)、やけにアスンドのバランスが悪く感じ、曲が始まったのもハッキリとは確認できないほどだった。 新作中でも一、二を争うクールな曲だけに残念だ。 しかしながらバンドは最初から飛ばしまくり(当たり前!)、ビョーンの「ヘイ!ヘイ!ヘイ!・・・」との煽りに応え、オーディエンスのヴォルテージも一気に上がる。
 間髪入れずに前作「A PREDATOR'S PORTRATE」から「Final Fatal Force」,「Needlefeast」と続く。 サビのクリーン・パートではピーター&オーラの二人のギタリストもコーラスをとる。 新作の作風に近い2曲なので流れも良い! 相変わらず愛嬌のある風貌ながらも安定したプレイとパフォーマンスを見せるオーラは、ソロ・パートが終わると客を煽りまくる。 続いて人気を決定づけた2ndアルバムのオープニングを飾るアグレッシブな「Chainheart Machine」が演奏されると、オーディエンスもメンバーもヘッド・バンギングの嵐で凄まじい盛り上がりを見せる。 このあたりで音のバランスもマシになってきたが、SOILWORKの楽曲の素晴らしさを伝えきるにはまだまだだ。

 ビールをあおるビョーンのMCに続いて、新作中で最もコーラスの分厚い「As We Speak」。 人気のある曲だけにオーディエンスの反応もすこぶる良く、ビョーンが煽らずともオーディエンス自ら「ヘイ!ヘイ!ヘイ!・・・」との掛け声が上がる! サビのクリーン・パートでは、しきりに耳に手を当てながら音程をとろうとするが、先程から息を切らしているビョーンにとって歌いにくそうで、ディストーション気味の歌唱となる。 この曲はスヴェンの広がりのあるキーボードが実に冴えわたった!!
 またもやビールをあおりまくったビョーン。 MC中のマイクにもはっきりと分かる程、息を切らしている。 しかしながら、前作からこちらも新作に近いサウンドの「The Analyst」が始まると一切手抜きのない気合いの入ったパフォーマンスを披露。 ギタリスト・コンビもふたりでネックを立ててプレイするなど、見せ場を作る。 叙情的なメロディーのツイン・ギターによるハモリが美しい!


 例のごとく(笑/以下省略)超ドライをかっくらって紹介された新作からタイトル・チューン「Natural Born Chaos」と「The Bringer」が続けてプレイされる。 「Natural〜」でのオーディエンスの反応はバツグン! 前の方の女性客が肩車をされ、後続のオーディエンスを先導し盛り上げる。 「The Bringer」は叙情的なメロディーを持ちながらも、歯切れの良いサビでライブ映えのする楽曲だ。 ビョーンは大分疲れているようだが、目一杯のシャウトを聴かせる。 「The Flameout」でのクリーン・パートは厚みのある声で割と安定した音程を保っていた。
 スヴェンの幻想的なKeyでスタートする「Song Of The Damned」に続いて、ラスト・ソングとの紹介にブーイングが飛んだ! 12曲目にして本編ラストの「Like The Average Stalker」が演奏される。 サビのクリーン・パートではオーディエンスにマイクを向け歌わようと試みるも、今ひとつ声が聞こえない。 本編ラストを飾るのにこの曲はどうなのか??


 メンバーが引っ込むや否やアンコールの歓声が上がると、スヴェンとオーラはカメラを手にステージに戻ってきた。 「もっと聴きたいか!」のビョーンに対し、オーディエンスは当たり前のごとく「Yes!!」。 ビョーンは続けて、「新作のボーナス・トラックの「Kvicksilver」だが、スウェーデン語と英語のどちらで聴きたいか?」(「Kvicksilver」はAL「NATURAL BORN CHAOS」の本編に収められている「Mercury Shadow」のスウェーデン語ver.)との質問に、オーディエンスは「スウェディッシュ!!」と応える。 東京でスウェーデン語の曲が出来ることに礼を述べ曲がスタートすると、メンバーもオーディエンスのテンションも一気に加速する。 特に、カウボーイ・ハットにくわえタバコとザック・ワイルド並みの髭を蓄えた、その風貌が他のメンバーとは明らかに異なるオーラ・フリンク(Bass)は、ステージ狭しと右へ左へと端から端まで動きまくるパフォーマンス!
 続いては正真正銘のラスト・ソング。 先程以上にブーイングが大きい・・・のは当たり前だ。 オープニング・アクトが付いたから仕方のないことは承知だが、これまで13曲披露して時間にして1時間ちょっとという短さなのだから! そんなブーイングに対してビョーンは日本語で「かかってこい!!」と一声(笑)。 オーディエンスもまだまだ物足りないと言わんばかりにヒート・アップし、上下に揺れる。 ギター・ソロの後には、ヘンリー&フリンクのリズム隊のみによるロックン・ロール・リフをバックに、ローディがメンバー全員にアルコールを用意し「乾杯!」との掛け声で全員で一気にあおる! その後はオーディエンスとの「イェーイ!」と定番の掛け合いの後にメンバー紹介が入り、そのまま曲へ戻ってエンディングを迎えた。

 全14曲、1時間半に満たないショウはオーディエンスの盛り上がりとは裏腹に、時間的に少々物足りなさを残すものだった。 CONSTRUCDEADのパフォーマンスも非常にクールでオーディエンスも予想だにしなかった盛り上がりを見せていたのは事実だが、やはり本命のSOILWORKのパフォーマンスをもっと見たいという思いが上回るファンも多いはず。 個人的には初期のメロディック・デスラッシュ然としたスピード感のある楽曲も、セット・リストにまぶしてもう少しメリハリのついたショウを・・・という気持ちを密かに持ちつつも、新作の曲に対するオーディエンスの反応の良さと改めて感じる楽曲の良質さ、それからアメリカへも進出を始めているという今のSOILWORKの勢いを実感できるショウだった。 今回のセット・リストを見ても分かるとおりの今のサウンドで押し進めて行くのか、はたまた再び新たな方向へと進化していくのか?どちらにせよSOILWORKの今後にファンと共に期待したい!!


coming soon!!

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