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昨今のHM/HRシーンにおいて、メロディック・デス・メタルというジャンルは大変重要なポイントに位置している。 CARCASSやARCH
ENEMY、IN FLAMESの世界的成功により彼らのフォロワー・バンドが続出し、純粋なヘヴィ・メタル・バンドよりも好意的に受け入れられている状況を見ればその重要さが分かる。 しかし、DREAM
THEATERの成功によりプログレッシブ・メタルというスタンスをとったバンドが続々と現れた時のように、必ずしもそのすべてが高いクオリティーを持ったバンドとは限らない。 現在のメロディック・デス・メタル・シーンにも同じ事が言え、楽曲面/演奏面におけ、先陣を切ったバンド達の足下にも及ばないものが殆どだ。逆を言えば、先陣バンド達からの影響を上手く吸収し、自分達のオリジナリティーを持っているバンドはほんの一握りでしかない。 僕が会場内入ったときはすでに満員状態で、ステージにメンバーが現れるのを首を長くして待っているファンの熱気で覆い尽くされていた・・・なんて決まり文句だが、照明が暗転しSEがはじまりメンバーが登場したときの大きな歓声と、フロアを埋め尽くしたファンの頭上に掲げられた両手拳の数を見れば誰しも納得してくれるだろう!! ライブを見て、まず驚かされたのは演奏の上手さ!!各メンバー、ステージを駆けめぐりながら全力投球のパフォーマンスを見せながらもキメはピッタリ決まるし、アルバムで聴ける随所のツイン・ギターのハーモニーもバッチリでよくまとまっている。 彼らがいくつものステージを踏んできたのは、見て分かるし、それよりもドラムのヘンリー・ランタのプレイの正確さと、各メンバーのリズム感の良さ、チームワークの良さがこのまとまったサウンドを作り出しているのだろう。 小柄で愛嬌のあるオーラ・フレニングとヴォーカルのビョーン・スピード・ストリッドと共にオーディエンスを引っ張っていくピーター・ウィッチャーの息もバッチリで、共に似たスタイルを持つギタリストだが、安定した忠実なプレイでSOIL
WORKの音楽を支えている。 この手のバンドのライブで一番重要なのは、オーディエンスにもライブに参加させる役目を持つシンガーの存在だが、ビョーンの持つカリスマ性と、SOIL
WORKを愛してくれているファンに対しての、純粋な感謝の気持ちの現れたMCで役目を忠実にこなし、ライブを進めていた。 唯一、気になったのはベースのオーラ・フリンクで明らかに他のメンバーの音楽的バック・グランドとはかけ離れた、くわえタバコをし、ダフ・マッケイガンを彷彿させるベースの弾き方とパフォーマンスに少し疑問に思った。逆に見ればフリンクの他のメンバーとは異なる個性の現れ、ととれるだろうが・・・ まだ若いバンドながらも、これだけのパフォーマンスを披露でき、オリジナリティをしっかり持った音楽を確立したバンドは現在のHM/HRシーンでは少ない。 将来、このSOILWORKというバンドはHM/HRシーンを引っ張っていくリーダー的存在になるのは間違いないだろう!! 怒濤のごとく終えた来日公演を体験できた事をうれしく思うと同時に、今後の作品と共に再来日公演にも是非期待したい!!! |