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菅原紗由理 シングル『『好き』という言葉』特集「レコチョク新人杯」グランプリ受賞者の実像に迫る。音楽に救われ、夢を見て、傷ついて、想いを投影させた、若き歌姫の魅力。菅原紗由理 シングル『『好き』という言葉』インタビューはこちら「折れない心」夢を叶える為に人生を費やすことが否定されがちな時代において、彼女は自分の目指すべき場所はひとつ。そう少女時代から決めていた。家族に反対されても、友達を失っても、オーディションに落ちても。その不屈の闘志、折れない心によってデビューの切符を手にした、まるで少女漫画のヒロインのようなストーリーを地で行くのが菅原紗由理である。 「リアル・ボーカル」彼女は昔から恋愛で悩んだり、友達や家族とのトラブルで落ち込んだりすると、それを音楽で解消してきた。歌に込められたひとつひとつの想いに自分を奮い立たせてきた。故に菅原紗由理の歌もまた自らの経験や想いの上で成り立っている。「ひとつひとつの言葉がストレートに伝わる歌をうたいたい」その信念はこれから先も変わることはないだろう。 「映像とのシンクロ」「FINAL FANTASY XIII」、フジテレビ系ドラマ「素直になれなくて」、テレビ朝日系木曜ミステリー「科捜研の女」とタイアップに恵まれている菅原紗由理であるが、彼女の歌は登場人物たちの心象や言動と高いシンクロ率を誇ってきた。特に男女の想いが重なり合うシーンでは顕著で、視聴者の心を大いに震わせた。 「目指すべきもの」「星1つか1.5ぐらいですかね」これは自身の歌に対する本人の評価だが、彼女の目指すべきものは更なる高みにある。「FFXIII」テーマソングを歌う際も絢香、倖田來未、アンジェラ・アキに「負けないぐらい頑張らないと」と意気込み、憧れのマライアには「まだまだ近付けない」と悔しがる。この向上心が彼女のあらゆる魅力を司っていることは間違いない。 曖昧な関係から抜け出せずに恋人未満を続ける男女へ優しく穏やかなメロディとサウンドの上で、徐々に歌声が高揚していく流れが心地良い今作。「『好き』という言葉だけで この関係が壊れてしまうのなら いっそ このままでいた方がいいかな」と苦悩するサビに共感する人々は多いと思うのだが、この曲のハイライトは終盤のブリッジ。菅原紗由理がまるで自分の心の内をさらけ出すように響かせる「怖くて...」であると言いたい。実際、彼女は「歌詞と自分の今までの恋愛経験がすっごく重なっていて」「何の演技もなく本当にリアルな想いで歌える」と語っており、その“リアル・ボーカル”はここに真骨頂を見せている。たった2文字の“好き”を口にすることに怯えている人、曖昧な関係から抜け出せずに恋人未満を続ける男女に『『好き』という言葉』は強く突き刺さることだろう。(TEXT:平賀哲雄) ◆10/16(土) 心斎橋CLUB QUATTRO
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