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−−また、今後コンサートなどの予定は?
菅野よう子:やりたいんですけど、私、異常にお金がかかるんですよ(笑)。去年、韓国で演った時も、蓋を開けてみたら大変なことになってて、普通のコンサートの正しい予算の3〜4倍は当たり前、みたいな感じ(笑)。
韓国の時はフルオーケストラを隠しておいて、回り舞台で登場するの! そんなことする人、誰もいないし、オーケストラの人も「初めて回った」って(笑)。しかもそのお盆に100人も乗せて回したことないっていうから、前日にテストしてみたら出てくるまでに時間がかかり過ぎたんで、譜面書き直したりとか。
−−そっちを変えるんですね!(笑)
菅野よう子:しかもどうしてもその時、影絵もやりたかったんですよ、ピアノを弾きながら指でキツネさんとかをぴょこって。だけどその影絵をどうやってスクリーンに映すか、が大問題になって(笑)。
ちょっと考えて頂くと分かると思うんですけど、ピアノって両サイドが出っ張ってるから、鍵盤を弾く手を照らす光源と、その影を映し出すスクリーンとの関係が非常に難しいんですよ。私はただキツネさんをやりたいだけだったのに、本当に色んなことを試して、シミュレーションするためにわざわざ日本でホール借りて(笑)。
−−途中で諦めなかったんですか?(笑)
菅野よう子:思わない! だってやりたかったんだもん。
−−それが素晴らしいです!
菅野よう子:だって見たくないですか? 真面目にピアノ弾いてると思ったらキツネさんが出てくるなんて、面白いじゃないですか。Wアンコールの時だったかな、ピアノが前に出てお客さんにも「さよなら」ってしんみりした感じになって、最後にピンポコピンポコ♪ なんてキツネさんが出てきて大爆笑(笑)。その後、韓国語のメッセージが書かれたボードを弾きながら出していって、最後にバイバイって終わったんです。
−−最高ですよそれ! ではこれから音楽で表現していきたいことは?
菅野よう子:ん〜……。コマーシャルでも何でも、その人が表現したい世界を音楽で通訳するのがやっぱり好きなんですよ。それにどの世界に行っても言葉を介さずコミュニケーションできる。通訳ツールとして音楽が機能できるんだっていうのが、最近実感としてあって。だからマクロスじゃないですけど、音楽で戦争を止められたらいいなって、そんな気持ちがありますね。
−−先日、カンボジアに赴かれて現地の子供たちと演奏したりもしたんですよね?
菅野よう子:それはたまたま、カンボジアで作品を撮るっていうから、他のスケジュール全部ブッ飛ばして強行したんですけど(笑)、行って良かった。私、子供なんて見たことないっていうか、周りにいないですからビックリしました!(笑)
カンボジアの言葉は何ひとつ分からないんですけど、音楽で一緒に歌おうよっていうと分かるんですよね。この時も「音楽やってて良かった!」って思いました。だからこういうこと……、といっても別に黒柳徹子さんになりたい訳じゃないよ?(笑)
(一同爆笑)
菅野よう子:そういうのは全っ然ないんですけど!(笑) 人が表現したい世界を表現することを丁寧に続けて、みんなが言っていることもちゃんと通訳できたら、結果的にみんなが共有できる世界ができるんじゃないかなって思いますよね。
−−私もそういう音楽の力を信じてるんで、本当に期待してます。
菅野よう子:……じゃあ歌で戦争を止めます(笑)。
−−是非、戦闘機の上でピアノ弾いて歌って下さい(笑)。
菅野よう子:じゃあキツネさんも(笑)。
(一同笑)
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| …と、いう訳で2回に分けてお送り致しました“菅野よう子 アーティストスペシャル”、如何でしたでしょうか。掲載が予定より遅れてしまい、大変申し訳ありませんでした。なお、hotexpressでは今後も彼女の最新情報等、精力的にピックアップしていきますので、お楽しみに!! |
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